半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(1-160)

160.孔子曰:「凡為天下國家者,有九經①焉,曰:修身也,尊賢也,親親也,敬大臣也,體群臣也,子庶人也,來百工也,柔遠人也,懷諸侯也。修身則道立,尊賢則不惑,親親則諸父昆弟不怨,敬大臣則不眩②,體群臣則士之報禮重,子庶民則百姓勸,來百工則財用足,柔遠人則四方歸之,懷諸侯則天下畏之。」公曰:「為之奈何?」孔子曰:「齊莊盛服,非禮不動,所以修身也;去讒遠色,賤貨而貴德,所以尊賢也;爵其能,重其祿,同其好惡,所以③篤親親也;官盛任使,所以敬大臣也;盛其官,任而使之也。忠信重祿,所以勸士也;時使薄斂,所以子百姓也;日省月考,既(xì)稟(lǐn)④稱事⑤,所以來百工也;送往迎來,嘉善⑥而矜⑦不能,所以綏⑧遠人也;繼絕世,舉廢邦,朝聘⑨以時,厚往而薄來,所以懷諸侯也。治天下國家有九經焉,其所以行之者一也。」(卷十 孔子家語)

【注釈】
①九經:治國平天下的九項準則。②眩:迷惑;迷亂。③篤:加厚;增厚。④既稟:即「餼(xì)廩」,古代官府發給的米粟之類的糧食。既,通「餼」。生的糧食。稟,通「廩」。米粟之類的糧食。⑤稱事:與事功相稱。⑥嘉善:褒獎善人。⑦矜:憐憫。⑧綏:安;安撫。⑨朝聘:古代諸侯親自或派使臣按期朝見天子。《禮記》:「諸侯之於天子也,比年一小聘,三年一大聘,五年一朝。」

【白話】
孔子說:「治理天下國家,有九條重要綱領:修正己身,尊重賢人,親愛家族,禮敬大臣,體恤眾臣,愛民如子,招徠各行工匠,撫慰遠方人民,安定各地諸侯。修正己身,則可樹立品德,不為外在名利所動搖;尊重賢人,如此小人自然遠離,君王就不受奸臣迷惑而做出錯誤決策;親愛家族,則叔伯、兄弟之間受到恩澤,自然不會有怨言嫌隙;禮敬大臣,如此和合共識、以禮相待,朝政就不會迷亂顛倒;體恤眾臣,則眾臣必深懷感恩而盡心報效;愛民如子,則百姓受到鼓舞而互相勸善;招徠各行工匠,國家才會富裕充足;撫慰遠方民族,則四方人民受到恩惠,自然會歸順依附;安定各地諸侯,則天下人民敬畏誠服。」哀公問:「該如何做到呢?」孔子說:「內心嚴肅誠敬,外表整齊端莊,不合禮義的事絕對不幹,這是修正己身之法;摒棄讒言、遠離女色,輕財物而重道德,這是尊重賢人之法;根據才能授以爵位,增加俸祿,理解對方的好惡,這是增進家族和睦之法;授予高官、委以重任,這是禮敬大臣之法;忠誠信實者,給予優厚俸祿,這是勸進賢士之法;農閒時節才役使人力,並減收賦稅,這是愛民如子之法;經常考核工作,並依考績發給酬勞,這是招徠各行工匠之法;款待來往的各方族群,獎勵善行而憐憫弱勢,這是撫慰邊遠人民之法;延續斷絕的世系,振興衰廢的國家,平時維持外交禮節,進貢雖薄而答禮豐厚,這是安撫諸侯之法。總之,治理天下國家有九條重要的綱領,而實行的關鍵,只在一個真誠。」

【日本語訳】
孔子は言いました。「天下の国家を治めるには、九つの重要な綱要を守らなければなりません。自分の心と行いを修め正して、賢人を尊重し、家族を愛します。大臣のことを尊がり、臣下たちのことをよく思いやります。民をわが子のように可愛がり、多方面の職人たちを募集します。遠く辺境にいる民をも大事にして、地方にいる諸侯を懐かせます。自分の心と行いを修めて正すことができれば、自ずと道徳を積めるようになり、見かけの名声と利益に惑わされません。賢人を尊重すれば、心の卑しい奸臣から離れて誤った政策を下すことはありません。家族を愛すれば、目上の者からも目下の者からも恨み言は出ません。大臣のことを尊がり、礼をもって接すれば、国政のために力を合わせられ、朝廷が傾倒することもありません。臣下たちを思いやると、臣下たちは深く感謝して忠誠を尽くすことでしょう。民をわが子のように可愛がると、人々は励まされて互いに良いことをするように勧めあいます。多方面の職人を募集すると、国は満ち足りて裕福になります。遠方にいる民をも大事にしてこそ、四方の民はみな恩恵を受けて帰順します。地方の諸候を懐かせられれば、天下の人々は畏服します。」哀公は尋ねました。「どのようにすればこれらの目標を達成できますか?」孔子は言いました。「自分自身については、礼法に従わないことをせず、身なりをきれいに正すことです。甘言を取りあわず、女色を遠ざけ、財物よりも道徳を重んじるのは、賢人を尊重することに繋がります。能力によって爵位を与えて俸禄を増やし、相手の好き嫌いを理解するのは、家族の仲を良くするための秘訣です。高い官職を与え、重大な責務を任せるのは、大臣に対する礼遇です。忠実で信用の厚い者に高い俸禄を与えるのは、有能な者を集める方法です。農作業が暇な時だけ民を使役し、同時に税金を軽くするのは、民をわが子のように可愛がっているからです。常に働きぶりを確認し、その成果によって報酬を与えるのは、多方面の職人を招くためのやり方です。往来する四方の民族をもてなし、善行を奨励して弱者を憐れむのは、辺境にいる民を大切にする方法です。断絶した家系を繋いで衰退した国を振興させ、外交の礼節を守って、相手が僅かな物を貢いできても、厚い謝礼を返すのは、諸候を懐かせる方法です。とにかく、天下の国家を修めるには九つの重要な綱要があるが、実行できるかどうかにおいて、最も大事なのはただ一言、真誠の二文字です。」

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