半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(2-58)

58.或問:「天子守在四夷①,有諸?」曰:「此外守也,天子之內守在身。」曰:何謂也?曰:「至尊者,其攻之者眾焉,故便僻(pián pì)②御侍③,攻人主而奪其財;近幸妻妾,攻人主而奪其寵;逸遊伎藝,攻人主而奪其志;左右小臣,攻人主而奪其行;不令之臣,攻人主而奪其事。是謂內寇。」(卷四十六 申鑒)

【注釈】
①四夷:古代華夏族對四方少數民族的統稱,指東夷、西戎、南蠻、北狄。②便僻:指君主左右受寵幸的小臣。③御侍:帝王侍從。

【白話】
有人問:「天子的守衛在於防禦四方夷狄的入侵,是嗎?」答:「這只是對外的防禦,天子對內的防禦在於自身。」問:「此話怎講?」答:「處於至高無上地位的人,『進攻』他的人很多。逢迎諂媚的侍從攻人主之心,而競相取得其財利;人主親近的妻妾嬪妃攻人主之心,而爭奪其寵愛;放縱遊樂的歌妓藝人攻人主之心,使其玩物喪志;人主左右的小臣攻人主之心,使其品行不端;心懷不善之臣攻人主之心,使其貽誤大事。這些可說是內部的盜寇。」

【日本語訳】
ある人は問いました。「天子の防衛には四方の夷狄からの侵入を防禦するのでありますか。」答えしました。「それはあくまでも対外的な防禦に過ぎませんが、対内的な防禦は天子自身にあります。」問いました。「それはなぜですか?」答えました。「比べる者がないほど高い地位にいる人には、彼を攻める人が多いです。媚びる侍従が人主の心を攻めて、彼の財物と利益を取り争い合っています。人主が親しむ妻妾妃嬪は人主の心を攻めて、寵愛されるのに奪い合っています。遊楽に放縦する歌姫芸人は人主の心を攻めて、彼を玩物喪志させます。人主の左右にいる小臣は人主の心を攻めて、彼に品行を不正させます。不善な心に抱く臣は人主の心を攻めて、彼に大事を誤らせます。これらは内部の盗賊だと言えます。

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