半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-220)

220.天無私覆也,地無私載也,日月無私燭①也,四時無私為也,行其德而萬物得遂長焉。庖人調和而不敢食,故可以為庖。若使庖人調和而食之,則不可以為庖矣。伯(bà)王②之君亦然。誅暴而不私,以封天下之賢者,故可以為伯王。若使王伯之君誅暴而私之,則亦不可以為王伯矣。(卷三十九 呂氏春秋

【注釈】
①燭:照亮,照見。②伯王:應作「王伯」,成就王霸之業。伯,通「霸」,作諸侯聯盟的首領,稱霸。

【白話】
天的覆蓋沒有偏私,地的承載沒有偏私,日月照耀四方沒有偏私,四季的運行沒有偏私。它們各自施行它們的恩德,所以萬物才得以生長。廚師烹調食物不敢擅自食用,所以才可以當廚師。如果廚師烹製食物卻擅自食用,那就當不了廚師。能夠成就王霸之業的君主也是如此,誅滅暴虐的諸侯而不為私利,以其土地分封給天下賢者來治理,所以可以為王為霸。如果誅滅暴虐而私自佔有其土地及財富,那也就不可能為王為霸了。

【日本語訳】
天の覆い隠すところにも、大地の積載するところにも、偏りはありません。また、日月が四方を照らし、四季が運行するのにも偏りはありません。それぞれにそれぞれの恩徳を実施しているから、万物は生長できます。料理人は料理を調理しながら自分で食べようとはしないから、料理人になれます。もし料理人が作った料理を勝手に食べたら、その仕事を全うできません。覇王の偉業を成し遂げられる君主もそうです。暴虐な諸侯を消滅させるのは私利のためではありません。また、その土地を天下の賢人たちに分け与えて政事を任せられるから、王者や覇者になれます。もしそれらの土地や富をただ自分の物だと独り占めしていたら、王者や覇者にはなれないでしょう。

>> 群書治要三六〇 #為政 #至公