半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-289)

289.武王曰:「士高下豈有差乎?」太公曰:「有九差。」武王曰:「願聞之。」太公曰:「人才參差①大小,猶斗(dǒu)②不以盛石(dàn)③,滿則棄矣。非其人而使之,安得不殆④?多言多語,惡口惡舌,終日言惡,寢臥不絕,為眾所憎,為人所疾,此可使要問閭里⑤,察姦伺⑥猾;權數⑦好事,夜臥早起,雖遽⑧不悔,此妻子將也;先語察事,實長希言⑨,賦物平均,此十人之將也;切切⑩截截,不用諫言,數行刑戮,不避親戚,此百人之將也;訟辨⑪好勝,疾賊侵陵⑫,斥人以刑,欲正一眾,此千人之將也;外貌咋咋(zuò)⑬,言語切切⑭,知人飢飽,習人劇易⑮,此萬人之將也;戰戰慄慄,日慎一日,近賢進謀,使人以節,言語不慢,忠心誠必⑯,此十萬之將也;溫良實長,用心無兩,見賢進之,行法不枉,此百萬之將也;動動紛紛,鄰國皆聞,出入居處,百姓所親,誠信緩⑰大,明於領世,能教成事⑱,又能救敗,上知天文,下知地理,四海之內,皆如妻子,此英雄之率,乃天下之主也。」(卷三十一 六韜

【注釈】
①參差:不齊貌。②斗:量器。十升為一斗,十斗為一石。③石:計算容量的單位元,十斗為一石。④殆:危亡,危險。⑤閭里:里巷,平民聚居之處。⑥伺:窺伺,窺探,觀察。⑦權數:猶權術。⑧遽:通「劇」,勞碌。⑨希言:少言,少說話。⑩切切:急切,急迫。⑪訟辨:爭辯。辨,通「辯」。⑫侵陵:侵犯欺凌。⑬咋咋:《長短經》引用太公此言作「外貌怍怍(zuò)」。今從之。怍,羞慚。這裡指謙虛的樣子。⑭切切:懇摯。⑮劇易:艱難。⑯誠必:謂遵守信用,說到做到。⑰緩:謂刑政等寬宏,寬恕。⑱成事:成功,辦成事情。

【白話】
周武王問:「人的才能高下有哪些差別?」姜太公答:「有九種差別。」武王說:「希望能聽您講講。」太公說:「人的才能大小參差不齊,猶如不會以斗來裝一石之物,裝滿後,其餘的便只能拋棄。使用不合適的人,怎能不危險呢?第一種人多言多語,口不積德,整天說壞話、傳是非,連睡眠休息時都不止息,為大眾所憎恨,被他人所厭惡,這種人可以讓他在民眾居住處打聽情況、探察姦邪狡詐之人;第二種人多有權術且好攬事務,晚睡早起,雖勞碌而不懊悔,這種人只能是管理妻子兒女的一家之長;第三種人在說話前先觀察情況,言行謹慎,多做少說,分配平均,這種人可以做十人之將;第四種人辦事迫切雷厲風行,不輕易接受別人的諫言,多用刑戮,依法行事而不徇私情,這種人可以做百人之將;第五種人善辯好強,嫉惡如仇,以刑法懲處人,希望以此來矯正部隊,這種人可以做千人之將;第六種人外貌謙虛恭敬,言語懇切,了解眾人的飢飽,懂得他人的艱難,這是萬人之將;第七種人敬畏戒慎,做事一天比一天謹慎小心,親近賢者,善於採納別人意見,以禮待人,言語恭敬不輕慢,為人忠實守信,這是十萬人之將;第八種人溫和善良,實幹厚道,用心專一沒有貳心,見賢舉用,執法公正不阿,這是百萬人之將;第九種人一舉一動,連鄰國也無不知悉,所在之處,百姓親近擁戴,誠實守信而寬厚大度,能正確領導人民,能教化百姓成就大事,又能拯救危難,反敗為勝,上知天文,下知地理,看待四海之內的人民就如同自己家人一樣,這樣的人是英雄的首領,是天下之君主啊!」

【日本語訳】
周の武王は尋ねました。「人の才能にはどのような違いがありましょうか?」姜太公は答えました。「九つの違いがあります。」武王は言いました。「先生のご高説を伺いたいです。」太公は言いました。「人の才能はそれぞれに大小が異なります。桝で全ての物を入れようとはしないでしょう。桝がいっぱいになると、秤に合わない残りの物は捨てるほかありません。同じように、基準に合わない人を使うのは、危ないことと言えましょうか。人の才能にはそれぞれ特徴があるが、大きく分けて九つの種類に分かれられます。一つ目は、お喋り好きで人の悪い噂を一日中言い続ける者です。眠りや休みの時でも、そのお喋りが止まることはないから、人々から嫌われます。このような者を民の住処の周りに配置すると、何か邪で悪いことが起きてないないかが分ります。二つ目は、腹に一物があって世話好きな者です。いつも遅寝早起きで、たとえ忙しくしていても後悔しません。しかしながら、この程度の才能を持つ者は、せいぜい妻や子どもを管理する一家の主にしか過ぎません。三つ目は、何か言う前に状況を観察し、言葉と行いに慎重な者です。不言実行で、物を分配する時も公平さを守られます。このような者は十人ほど率いられる将領です。四つ目は、てきぱきと物事を進行させられて、他人の諫言を妄りに受け入れない者です。このような者は刑罰をよく使い、私情に影響されることなく法律に従うから、百人ほど率いられる将領です。五つ目は強がりで悪を目の仇の如く嫌い、言葉巧みな者です。このような者は部隊の風紀を正そうと、刑法を用いて人を処罰するから、千人ほど率いられる将領です。六つ目は、謙虚で恭しい態度を忘れずに、言葉遣いも懇切丁寧な者です。人々の飢えと苦しみが分るこのような者は、万人ほど率いられる将領です。七つ目は、慎重にして敬意を忘れず、日に日に注意深くなる者です。賢者に親しみながら、人の意見をよく取り入れます。また、人には礼節を持って接し、言葉も軽薄になることなく恭しさに満ちているから、忠実で信用を守れる人柄で十万人もの兵士を率いられる将領です。八つ目は、優しく善良な心で、堅実に物事を進められる者です。一心不乱に仕事に打ち込み、優れた人材を見かけると挙用し、少しの私情も挟まずに公正に法を執り行えるから、百万人ほどを率いられる将領です。九つ目は、少しでも動きがあると、すぐに隣国まで伝わり、どこにいても、民から親しまれて擁護される者です。誠実で信用を重んじるこのような者は、同時に広い心で寛大に人に接せられるから、民を正しく導き、偉大な事業を成就できます。また、民を危難から救い、勝敗を逆転できます。上は天文から、下は地理までの博識を誇り、四海の民を自分の家族同様に考えているから、このような者は英雄たちを率いて、天地の君主たりえます!」

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