半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-192)

192.夫使天下畏刑,而不敢盜竊,豈若使無有盜心哉!故知其無所用,雖貪者皆辭之;不知其無所用,廉者不能讓。夫人之所以亡社稷,身死人手,為天下笑者,未嘗非欲也。知冬日之扇,夏日之裘,無用於己,則萬物之變為塵垢。故以湯止沸,沸乃益甚;知其本者,去火而已。(卷三十五 文子・上禮)

【白話】
讓天下人畏懼刑罰,從而不敢進行盜竊,哪比得上使天下人不生偷盜之心啊!所以知道是無用處的東西,即使是貪婪的人也都會推辭不接受;不知道它無用,廉潔的人也不會推讓。那些亡國的君臣,被世人殺害,被天下人嗤笑,沒有一個不是因貪欲所造成的。知道冬天的扇子,夏天的皮衣自己用不到,於是天下萬物就都成了無用的塵土污垢了!所以,用開水去制止水的沸騰,開水將會沸騰得更加劇烈;懂得從根源解決問題的人,撤掉柴火就行了。

【日本語訳】
天下の人々が刑罰に恐れをなして盗みを働かないようにするよりは、人々に盗もうとする心をまず芽生えさせないことでしょう!そのようなものは使えるはずがないと分かれば、たとえ貪欲な者でもそれを受取ろうとしません。そうだと知らなければ、清廉な人でも断ろうとしません。亡国の君臣が世の中から抹殺されて、天下の人々から笑い者にされたのは、みな貪欲に起因しています。冬場の団扇や夏場の毛皮のように、自分には用のないものだと分かれば、何ものも無用の塵となり埃となりましょう!よって、お湯で水が沸騰するのを止めようとしても、水はさらに沸騰してしまうだけです。問題を根源から解決する方法の分かる者は、柴を取り除くのです。

>> 群書治要三六〇 #為政 #教化