半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-247)

247.「漢、魏以來,內官之貴,於今最隆,而百官等級遂多,遷補轉徙如流,能不以著,黜陟不得彰,此為治之大弊也。夫階級繁多而望官久,官不久而望治功成,不可得也。〈虞書〉云:『三考,黜陟幽明。』《周官》,三年大計群吏之治,而行其誅賞。漢法,官人或不直秩。魏初用輕資,亦先試守,不稱,繼以左遷。然則雋才登進,無能降退,此則所謂『有知必試,而使人以器』者也。臣以為今宜大並群官等級,使同班者不得復稍遷,又簡法外議罪之制,明試守左遷之例,則官人理書,士必量能而受爵矣。居職者自久,則政績可考。人心自定,務求諸己矣。」(卷二十九 晉書上・百官志)

【白話】
(承上則,李重說):「漢、魏朝以來,在朝廷做官的尊貴,於今最為顯著。於是百官的等級也就增多,官員的變更、補缺、調轉、升遷如同流水,有能力而不為人所知,人才的賢愚在進退升降中得不到彰顯,這是治理國家的極大弊端。官階如此繁多,卻希望官員在一個職位任職較長時間;在一個職位上時間短暫,卻又希望其治理很有成績,這都是不可能辦到的事。《尚書・虞書》上說:『經過三次考核決定官員的升降。』《周官》上說:『每三年廣泛考察百官的政績一次,據此賞罰任免。』漢代的辦法是授予官職時,有的不直接確定官職的大小品級。魏朝在開始任用時不看重資歷,也採取在職試用的辦法,對其不稱職者予以降職。這樣,才能出眾者得到升遷,無才能的予以降職或辭退。這就是所謂『有才能的人一定經過試用,而按才能高低來用人』的辦法。我認為當前應大力合併官員的品級,讓同一官品班次者不得在短時間內調遷。另外,應簡化在規定以外評議官員罪過的制度,明確在職試用、留用、不稱職者降免的規定。這樣一來,人各得其位、制度得到簡化明確,士人也會根據其才能而接受爵位了。在某一職位任期持久,則政績就可以考核。做官的人心安定,必然會要求自己盡職了。」

【日本語訳】
(前項を引き継いで、李重は言いました。)「漢、魏王朝以来の朝廷の官員の尊さは、今こそ最も顕著です。よって、官員の階級は増え、官員の変更や補欠、昇進などは水の流れるようになってしまい、能力はあっても頻繁かつ雑多すぎる職位の変遷で、人材は知られることなく埋もれてしまい、国家を治める上で甚大な弊害となってしまっています。これだけたくさんの官位があるのに、一人の官員に同じ職位に長く留まってほしかったり、職位に在位する期間は短くても素晴らしい業績を打ち立てほしかったりするのは、ありえないことです。『尚書・虞書』によれば、『三回の考察によって官員の昇進や降格を決めます。』『周官』によれば、上『三年ごとに百官の業績を考察し、その結果によって賞罰を与えて、引き続き任用するか罷免にするかを決めます。』漢王朝の業績やり方は、官職を与える時に、品級をあえて直接的に決めませんでした。魏王朝は経歴を重視しない代わりに、使用期間と称して在職時の出来を評価し、出来が悪かったら降格もしくは退職にしました。私が思うに、今は官員の品級を徹底的に合併し、同じ品級の者が短期間で移転しないようにするべきです。また、規則以外の評議制度を簡易化して、使用期間や出来の悪い者の降格などについての規定を明らかにすべきです。このようにすれば、人は適材適所に働けて、制度は明らかになり、士人もその才能に見合う爵位を受けられます。ある職位に長くいれば、積み重ねた業績で評価できます。官員たちが安心して働けたら、自ずと責任感をもって仕事を全うしましょう。」

>> 群書治要三六〇 #為政 #法古