半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(2-338)

338.目之所好,不可從也;耳之所樂,不可不慎也;鼻之所喜,不可任也;口之所嗜,不可隨也;心之所欲,不可恣也。故惑目者,必逸容①鮮藻②也;惑耳者,必妍音淫聲也;惑鼻者,必芷蕙③芬馥④也;惑口者,必珍羞⑤嘉旨⑥也;惑心者,必勢利功名也。五者畢惑,則或承之禍,為身患者,不亦信哉?是以其抑情也,劇乎隄防之備決;其御性也,過乎腐轡(pèi)⑦之乘奔。故能內保永年,外免舋(xìn)⑧累也。(卷五十 抱朴子)

【注釈】
①逸容:猶美貌。②鮮藻:華麗的裝飾。③芷蕙:皆香草名。《抱朴子》通行本作「茝蕙」,茝亦香草名。④芬馥:香氣濃郁。⑤珍羞:亦作「珍饈」,珍美的肴饌。⑥嘉旨:指美酒佳餚。⑦轡:駕馭馬的韁繩。⑧舋:罪過,過失。

【白話】
眼所喜歡看的,不可依從;耳所喜歡聽的,不可順應;鼻所喜歡聞的,不可放任;口所喜歡吃的,不可隨順;心所貪求的,不可恣意放肆。所以迷惑眼睛的,必是美貌華飾;迷惑耳朵的,必是豔歌俗曲、靡靡之音;迷惑鼻子的,必是芬芳馥鬱的香味;迷惑口舌的,必是珍饈佳餚;迷惑心靈的,必是權勢利祿與功名。五者全都被迷惑,就可能要遭遇災禍、危害生命,這不是確信無疑的嗎?因此他們抑制自己的欲望,比預防堤防崩潰還更認真嚴肅;他們制約自己的秉性,比用腐朽的繩索套著奔馬還更小心翼翼。所以內則能保持長壽,外則免除世上的禍患。

【日本語訳】
目が見たいのに従ってはなりません、耳が聞きたいのは順ってはなりません、鼻が匂いたいのは放任してはなりません、口にしたいのは順従してはなりません、心が貪りたいのは思う存分にしてはなりません。したがって、目を惑わすのは、美貌だったり、華麗な飾りだったりするものにちがいません。耳を惑わすのは、艶歌俗曲だったり、みだらな音楽だったりするものに違いません。鼻を惑わすのは、馥郁たる香りするものに違いません。口舌を惑わすのは、美味珍味なものに違いません。心を惑わすのは、権勢、利益、俸禄、功名などのものに違いません。五者全て惑わされてしまったら、災禍に遭ってしまう可能性があって、命を危うくしてしまいます。これは間違いないことではありませんか。したがって、彼らは堤防が崩れるのを防ぐより、真剣で厳しく自分の欲を抑えようとしています、彼らは腐った縄索で走る馬を繋ぐより、小心翼々として自分の本性を制約しようとしています。したがって、対内的に長寿を保つことが出来ますが、対外的に世の中の災難を取り除くことが出来ます。

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