半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(1-133)

133.「亢龍有悔」①,何謂也?子曰:「貴而無位,賢人在下位而無輔,是以動而有悔也。」……「亢」之為言也,知進而不知退,知存而不知亡,知得而不知喪。其唯聖人乎!知進退存亡,而不失其正者,其唯聖人乎!(卷一 周易

【注釈】
①亢龍有悔:亢是至高,龍為君位。處於極尊之位,應當以亢滿為戒,否則會有敗亡之禍。

【白話】
「處於極尊之位,應當以高傲為戒,否則會有敗亡悔恨之禍。」為何這麼說呢?夫子說:「地位極其顯貴,沒有比這再高的位置;身分極其崇高,沒有人能親善接近。賢人都處在下位,而無法在旁輔佐協助,因此一舉一動不謹慎就會引禍上身。」……「亢」字的意義,只知進取卻不知退守,只知存在卻不知會衰亡,只知獲得卻不知會喪失。這只有聖人的智慧,能知道如何進、退、存、亡,而不失正道,只有聖人才能如此吧!

【日本語訳】
「亢龍のように尊い位にいる者は、傲慢にならないように気をつけるべきです。そうでないと、衰退して悔やむ恐れがありましょう。」何故、昔の人はこのように言ったのか。夫子は言いました。「これ以上ないほどに高い地位にいると、あまりにも崇高な立場にいるために、近づける者もなくなってしまいます。有能な賢人たちがその下に仕えていても、その傍で補佐しすぐに助力になるのは難しいため、上にいる者は少しでも間違うと、すぐに悔やむほどの過ちになりかねません。」すなわち、進攻するばかりで退避して防御することを知らない。存在するばかりで、衰亡する可能性があることを知らない。獲得するばかりで、いずれ喪失してしまうことを知らない。凡人はこの三つの無知に陥りやすいです。ただ聖人のみが知っています。どのように進攻しては退避する。どのように存在しつつも衰亡から免れる。何より正しい道から逸することなくていられるのは、聖人だけでしょう。

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