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印光法师文钞

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群書治要三六〇(4-170)

…,而愚昧卻表現在他的言語中。愚昧的人雖自稱明智,別人還是說他愚昧。 【日本語訳】品行の良くない者は自分の品行が良くないことを口には出しませんが、既にその行いに現れているのです。品行の良くない者は自分のことを賢明だと言い張るも、周りからはそうではないと言われてしまいます。愚かな者は自分の愚かさを口には出しませんが、既にその言葉に現れているのです。愚かな者は自分のことを聡明で知恵があると言い張るも、周りからはそうではないと言われてしまいます。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #處世

群書治要三六〇(4-169)

…馬伷、字は子将、宣帝である司馬懿の五人目の息子でした。呉国討伐の命を受けて、呉国の国主孫皓を投降までに追い詰めたので、大将軍と任命されました。司馬伷は皇族で尊い地位があるだけではなく、呉国を平定した大きな功績もあるが、いつも自分のことをよく自制して、恭しくも謙遜な態度を失わずに、少しも傲慢な様子を見せません。その治下の群臣は文武問わずに、みな適材適所に使われていました。民からも心から慕われて、その恩恵と教化はいつまでも感謝されていました。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #處世

群書治要三六〇(4-168)

…一樣隨風搖擺、像浮萍一樣隨波逐流,去效法那些拋棄禮法的人所做的行為呢? 【日本語訳】運命づけられたことは、励まされても邪魔をされても、その影響にはなりません。楽天的で自分の運命が分かっていれば、憂愁も恐れもその心に棲みつくことはないでしょう。苦しい時こそ、志を強く持つべきものであり、貧困な状態でも後悔しません。確実にこのことを実行できれば、草のように風や波に任せて心が揺れ動くことはなく、礼法を捨てた人たちの行いをまねることもないでしょう。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #有恆

群書治要三六〇(4-167)

…造成的損失就愈大啊! 【日本語訳】職人が度々職業を変えると、技の成熟さは失われてしまいます。匠が度々仕事場を移ると、それまでの労働の成果は失われてしまいます。一人の一日分の仕事のうち、半日分の仕事がなくなったとすれば、十日間は五人分の仕事がなくなったことになります。一万人の仕事の半日分を失ったのならば、十日間で五万人の仕事がなくなってしまうのです。そのため、仕事や職業をころころ変わる人の数が増えれば増えるほど、損失は大きなものになります。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #有恆

群書治要三六〇(4-166)

…訳】学習というのは、ものを磨いているのと同じです。昆吾產の銅と銖父産の錫は越国の職人によって加工され、青銅の剣になったが、もしちゃんと研いであげないと、物に刺し込めないし、物を断ち切ることもできません。粗いヤスリで研いだ後に細いヤスリで研いであげたら、素晴らしい切れ味になれます。前に向かって刺せば、遮られるものはなく、下に向かって直撃しても、遮られるものはありません。たとえ青銅の剣と言えども、研ぐ研がないによって随分違うことが分かります。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #學問

群書治要三六〇(4-165)

…5.子路卞之野人,子貢衛之賈人,顏涿聚盜也,顓孫師駔也。孔子教之,皆為顯士。(卷三十六 尸子・勸學) 【白話】子路是卞這個地方的庶民,子貢是衛這個地方的商人,顏涿聚是個偷盜者,顓孫師是個馬匹交易的經紀人。他們一經孔夫子教育後,都成為著名的士人。 【日本語訳】子路は卞というところの庶民で、子貢は衛というところの商人で、顏涿聚は盗みを働く者で、顓孫師は馬の売買していた者です。彼らはみな孔子から教育を受けることによって、著名な士人になりました。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #學問

群書治要三六〇(4-164)

…れば物事を円満に進めますか?」曾子は答えました。「分からないことがあれば学びなさい。疑問があれば賢者に教えを請いなさい。何かをしようとすれば賢人のまねをしなさい。たとえ険しい道でも、この通りにすれば、必ず道は開けましょう。今の学生は人の下にいることを恥として、賢人を先生とすることの大切さが分かっていません。自分の無知を恥に思いながら、人に教えを請うことをしないから、死ぬまで答えが解らずに困惑してしまうのです。これぞ融通のきかない人です。」 >> 群書治要三六〇 #貴德 #學問

群書治要三六〇(4-163)

163.君子學必由其業,問必以其序。問而不決,承間觀色而復之。(卷三十五 曾子・脩身) 【白話】君子學習,必須遵循所學;如有所問,必定要適合所學的程序;問後疑難依然沒有解決,就把握住間隙,觀察著老師臉色,再向老師請問。 【日本語訳】君子は学習している時、必ず学んだことに従わなければなりません。もし何か質問があれば、必ず学んだ通りに聞くのです。質問しても分からなかったら、すき間時間を見て、先生の顔色を伺いながら、また先生に質問するのです。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #學問

群書治要三六〇(4-162)

…就開始按照所學去落實,到了夜晚就深思自省這一天的所做所行,直到老死。一輩子都這樣,可以稱得上堅守學業了! 【日本語訳】君子は日々の時間を大切にして学習に当てようとし、学んだ知識を生活の中で実践します。困難を避けず、安逸な道にも逃げに、ただ道義のことを考えています。君子は朝起きると学んだことを実践し、夜になると一日の行いを深く反省するが、老衰して亡くなるまで続きます。一生涯、このようにすることができたら、学業を固く守りぬいたと言えましょう! >> 群書治要三六〇 #貴德 #學問

群書治要三六〇(4-161)

…は自分より徳行の低い者と付き合いたがりません。相手を見くびっている傲慢さからではありません。相手が自分より劣ると、常に相手の心配をしなければなりません。相手を助けてばかりで自分の仕事を進めなくなると、誰が自分を助けてくれましょうか?そうなれば、自分の失墜も目にみえているものです。そのために、土手が低いと水は氾濫しやすいと言われますが、邪な友達と付き合うと、自分までも正しさを見失ってしまいます。そのため、君子は非常に慎重に友達を選ぶのです。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #交友

群書治要三六〇(4-160)

…白話】今與不善的人相處,則所聽聞的都是欺騙巧詐虛偽的事,所見聞的都是汙穢卑鄙、邪惡淫蕩、貪圖利益的行為。自身將要受刑罰殺戮而不自知,這是因為日相摩染使其如此。 【日本語訳】良くない者と付き合うと、耳に入ってくるのは全て欺瞞に満ちた虚偽のことに、目に見えてくるのも全て汚れた卑しいもの、邪悪で淫蕩な、利益ばかりを貪る行為になります。たとえ自身に刑罰や殺戮の禍がふりかかろうとしていても自覚がないのは、日々そのような仲間と付き合っているからです。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #交友

群書治要三六〇(4-159)

…なってしまいます。そのため、人との付き合いも同じ船や車に乗っているのと同じように、助け合わないと成功できません。自分が先に船に乗っているのならば、相手のことを引っ張ってあげて、相手が先に車に乗ろうとするのならば、その後ろから相手を押し上げるようにすることです。人は他人の助けがないと、何も成就できません。馬はほかの馬の協力がないと、速度を上げて走れません。土は互いに積み重ならないと、高い山になれません。水は互いにぶつからないと、流れません。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #交友

群書治要三六〇(4-158)

…ていたから、戦々兢々としていたのです。諸侯は日々領土の中の事を考えていました。国土が失われてしまうことを恐れていたから、戦々兢々としていたのです。大夫は日々職責の事を考えていました。仕事を全うできないことを恐れていたから、戦々兢々としていたのです。民は日々自分の事を考えていました。何か上手くできなくて罰せられることを恐れていたから、戦々兢々としていたのです。そのため、何事も細心な注意を払って慎重な者に、成功しない者はあまりいませんでした。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #謹慎

群書治要三六〇(4-157)

…得混濁;叢蘭想要長得美好,秋風卻使它凋零;人的本性要守靜,貪欲卻來損害它。蒙受沙塵卻想要不瞇眼,那是不可能的。 【日本語訳】日月は四方を照らそうとするが、浮雲はその邪魔をしてしまいます。河の水はきれいなものであるが、砂利はそれを濁らせてしまいます。蘭は美しく咲こうとするが、秋風はそれを枯らせてしまいます。人の本性は静けさを好むものであるが、貪欲はそれを損ねてしまいます。砂ぼこりにあったのに目をつむりたくないというのは、ありえないことです。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #謹慎

群書治要三六〇(4-156)

156.為無為,事無事,味無味,報怨以德。(卷三十四 老子・德經) 【白話】聖人治理天下,以無為作為治理的根本,以無事作為行政的原則,以恬淡作為施政的態度,不記仇恨,而以恩德回報他人。 【日本語訳】聖人が天下を治める時は、無為を政事の根本として、無事を行政の原則とします。また、無欲の態度で施政し、仇や恨みをいつまでも気にせずに、恩徳で人に報いるのです。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #謹慎

群書治要三六〇(4-155)

…天下?[疾時王奢恣輕淫也。]輕則失臣,躁則失君。(卷三十四 老子・道經) 【白話】重是輕的根本,靜是動的主宰。為什麼萬乘大國的君主,卻以輕率躁動來治理天下呢?輕淫就會失去臣民,浮躁妄動就會失去君位。 【日本語訳】重さは軽さの根本であり、静まりは動きの主宰です。なぜあれほどの大国の君主は軽率にして落ち着きのない態度で天下を治めるのでしょうか?軽々しい態度でいると、臣下と民を失ってしまいます。落ち着きのない態度でいると王位を失ってしまいます。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #謹慎

群書治要三六〇(4-154)

…離間父子的親情,疏遠君臣的關係,危害天下的百姓,這種話不能再說。因此賢明君主不說這種話。 【日本語訳】君主が民心にも義理にも背かなければ、その言葉は天下を安定させられ、人々は君主からより多くの言葉を得られないことを心配こそするものの、お喋りだとは思いません。もし言っていることが親子の仲を離間し、君臣の関係を疎遠させて天下の民に危害を加えるものならば、その言葉は発せられるべきではありません。そのため、賢明な君主はそのようなことを言いません。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #謹慎

群書治要三六〇(4-153)

153.緩者,後於事;吝於財者,失所親;信小人者,失士。(卷三十二 管子・牧民) 【白話】處事遲鈍、猶疑不決的人,總是落後於形勢;吝嗇財物的人,就會失去他的親信;偏信小人的人,就會失掉賢能的人材。 【日本語訳】何事も躊躇いがちな人は好機を逃してしまいます。吝嗇な人は信頼できる親友を失ってしまいます。卑しい者を信じて贔屓してしまう者は有能な人材を失ってしまいます。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #謹慎

群書治要三六〇(4-152)

152.有其善,喪厥善;矜其能,喪厥功。(卷二 尚書) 【白話】一個人自以為賢德,這本身就是一種失德的表現;當一個人自居其功時,他原有的功績就已經大打折扣。 【日本語訳】自分のことを賢明にして徳があると思っているのは、徳のないことです。自分の功績だと思っていると、その功績はもう大いに損なわれたものです。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #謙虚

群書治要三六〇(4-151)

…而身懷寶玉,如不細心是不容易發現其中豐富寶藏的。 【日本語訳】私の言葉は極めて簡単で実行しやすいものです。それでもだれも理解できずに実行していません。人々はその中の理を理解できないし、私のことも理解できていないからです。私を理解できる人が少ないので、私を見習うことのできる者はさらに少なくなります。聖人は襤褸切れを着ていながら、宝玉を隠し持っているようなもので、細心の注意を払わないと、その身に豊かな宝が隠されていることに気づかないでしょう。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #謙虚

群書治要三六〇(4-150)

…ことは永遠にありません。道徳的に円熟した君子は自分の富を誇示しません。何も持っていないように見えるが、その影響力は果てしなく続くものです。いつも正直で一途に修行している君子は人と争わないので、しなやかさをもっています。才智に富んだ君子は自分の見せ場を作らず、才能を見せびらかそうとしないので、一見、愚かなようにも見えます。口が達者な君子は理に沿って話しているので、屁理屈を並ばず、その弁才を見せびらかすこともないので、寡黙なようにも見えます。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #謙虚

群書治要三六〇(4-149)

…たしま。(貴族は高い爵位を有しているのに、柔らかな物腰でいられることです)。なぜなら、物事というのは、時には損なった方が利益をもたらしてくれて、逆も然りです。(あえて高い地位や富を得ようとすると、とんでもない禍を招いてしまいかねません)。人からしなやかさを捨てて強者の剛直さを求めなさいと教わったが、私は逆のことを教えてあげました。思いやりのない強さで力任せに推し進めては有終の美を飾れるわけがなく、このことを私は教育理念の根本としましょう。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #謙虚

群書治要三六〇(4-148)

…於浮華,不誇耀自己的聰明才智。 【日本語訳】自分は先知だと思い込み、何事も自分のずる賢さでやってきた者は、素朴さを捨てて真心を失い、道徳をも悖るようになってしまいますが、これぞ愚かさの根源です。そのため、道が分かるますらおは忠信を立身の元とし、道に違えることや世の中を混乱させるようなことをしません。ますらおは真心と素朴さを根本にして、道を守ることを己の責務とします。浮ついたことに惹かれず、自分の聡明さと才智を見せびらかすこともありません。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #謙虚

群書治要三六〇(4-147)

…ば、天下の人々は水が渓谷に流れていくようにこの者に付き従っていきます。広い心で有能な臣下たちを礼遇することができれば、徳はいつもその者の中にあって、二度と離れません。物事の真相を明白に分かっていながら、何事もないかのように静観し、人と争わないようすることのできる者は、愚かであるように見えながら、実は最も大きな知恵を持っています。このような者は、天下にとっての手本になりましょう。その徳は常に己の中にあって、二度と過ちを犯すことはありません。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #謙虚

群書治要三六〇(4-146)

…人,聖人教導使為善,得以為給用。尊重行善的人,而不重視不善人所提供的資材,雖然自以為聰明,也是身陷大迷之中。能通曉此意,是謂知道微妙要道。 【日本語訳】善人は善人ではない者の先生です。善人ではない者は、聖人の導きによって使えるような人になります。善人を尊重し、善人ではない者が提供した資材を重視しないようにすると、自分のことを賢いと思っても、大きな混乱に陥っていくだけです。このことの意味が分かれば、不思議な理も理解できるようになりましょう。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #謙虚

群書治要三六〇(4-145)

…不到大家的贊同,反而不得彰明;自我炫耀的人,反而徒勞無功;自大自滿的人,成功反而不會維持長久。因此,有道的人,決不這樣做。 【日本語訳】自分の出番ばかりを求める者は、逆に知恵のない者です。自分の言うことこそ正しいと思う者は、人から認められず、逆に言うことを聞いてもらえません。自分のことばかりを見せびらかす者は、徒労に終えてしまいます。自己中心で生意気な者は、その成功も長続きしません。そのため、道の分かる人は決してこれらの過ちを犯しません。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #謙虚

群書治要三六〇(4-144)

…故人不疑。況乎以至公處物,而以聰明治人乎?(卷五十 袁子正書・悅近) 【白話】漢高祖舉用人,並非都恰當,只是因為他心胸寬大,所以人們才不會猜疑。更何況以大公無私的心處理事務,以聰明智慧管理臣子的聖王呢? 【日本語訳】漢の高祖の人事はいつも上手くいくとは限りませんが、高祖はとても広い心の持ち主だったので、人々はその決断を疑いませんでした。高祖でもこの通りですから、無私の心で仕事をこなし、聡明な知恵で臣下を管理する聖王となれば、尚更でしょう。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #度量

群書治要三六〇(4-143)

…した。晉国と楚国は戦争になったが、いつも一人の臣下が最前線で頑張っていました。五回の戦いとも敵の首を上げることができ、最終的には敵を退けて勝利を勝ち取りました。楚莊王が奇妙に思って尋ねると、その者は答えました。「昔、酒に酔って失態したことがあるが、王様は我慢なされて私の悪行を暴くことも罰することもしませんでした。それ以来、自分はいつも戦場で頑張って、王様の御恩に報いたいと思っております。私こそ、あの夜、美人に帽子の紐をちぎられた者です。」 >> 群書治要三六〇 #貴德 #度量

群書治要三六〇(4-142)

…不可不用他們的父母。」 【日本語訳】(鮑叔牙は言いました。)「私は五つのことで管夷吾の足元に及びません。広くて慈悲のある心で民を愛護すること。国を治めるのに権力を失わないこと。忠信をもって諸侯と仲良くなること。四方の手本となるような礼儀を制定すること。兜と鎧を身に着けて、手に戦鼓のバチを持って軍門に立ち、民の勇気を倍増させること。管仲は民にとって親のような存在です。息子を治下に納めたいのであれば、まずはその親を起用しなければなりません。」 >> 群書治要三六〇 #貴德 #度量

群書治要三六〇(4-141)

141.射不善而欲教人,人不學也;行不脩而欲談人,人不聽也。(卷三十六 尸子・恕) 【白話】如果自己射箭技術不好還想教導別人學習射箭,別人是不會跟你學的;自己的行為沒有修正就想議論別人,別人是不會聽的。 【日本語訳】弓術が良くないのに、人を指導しようとするのならば、だれも教わろうとしません。行いを正していないのに、人のことばかりを議論していると、だれもその言葉に耳を傾けません。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #正己