半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(1-284)

284.夫(fú)十圍之木,始生而如櫱(niè)①,足可搔而絕,手可擢(zhuó)而拔,據其未生,先其未形也。磨礱(lóng)②砥礪③,不見其損,有時而盡;種樹畜養,不見其益,有時而大;積德累行,不知其善,有時而用;棄義背理,不知其惡,有時而亡。(卷十七 漢書五)

【注釈】
①櫱:樹木砍去後重生的枝條。亦泛指物始生。②礱:磨。③砥礪:砥,質地較細的磨刀石。礪,質地較粗的磨刀石。

【白話】
十圍粗的樹,是從小小的嫩芽長起來的,當時用腳一碰就會折斷,用手一提就可以拔出來,因為它還沒有生長,沒有成形。在磨刀石上磨刀,看不見磨刀石被減損,到了一定的時候,卻被磨損殆盡了;栽種樹木飼養家畜,看不見它們在成長,到一定的時候,卻不知不覺長大了;積累仁德和善行,並沒有感覺到它的好處,而到一定的時候卻發生作用;拋棄仁義,違背天理,並沒有感覺到它的壞處,到一定的時候卻走向敗亡。

【日本語訳】
十人かかりでようやく抱えこめるような大木でも、最初は小さな芽から生えました。あの頃が足で触られただけで息を絶えられ、手で軽く抜いただけで抜き出されてしまうのは、まだ成長して形になっていないためです。砥石で刀を磨いたのに、砥石がすり減っていないように見えても、一定の時間が経つとすっかり擦り減らされてしまうのです。木を育てたりして家畜を飼育したりする時、成長していないように見えても、一定の時間が経つととうに大きくなっていたことに気付くのでしょう。仁徳と善行を積み重ねるのも同じで、その良さを感じなくても、決まった時が来たら、自然にその作用が分かるのです。仁義を捨てて天理に背くと、すぐにはその悪さには気付かないが、決まった時が来たら、既に滅亡へと向かっていたことが分かるでしょう。

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