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印光法师文钞

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群書治要三六〇(4-286)

…だが、消せなくても、できるだけ避ければいいです。禍が成熟してしまうと、取り除こうとしても取り除けず、避けようとしても避けられません。兆しに気づける者はそう苦労せずに目的を達成できます。天にそびえる大木も最初は苗であり、足で踏みつけられます。大きくなれば、たとえみんなが斧で切ってもなかなか倒せません。烈火も最初は消しやすいものだが、野原を焼けてしまうような炎になると、たとえ天下の人々が力を合わせて揚子江の川水をもってしても消しにくいのです。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(4-285)

…行低劣的人在一起,就像到了賣醃魚的地方,時間長了也聞不到腥味,不知不覺地自己也沾上腥味。 【日本語訳】いつも高尚な品行の者と一緒にいると、まるで蘭の香りに満ちた部屋にいるようなものです。長くいると香りは感じなくなるが、自分でも知らぬ間に蘭の香りをまとい、香りのいいものになっていたのです。卑劣な品行の者と一緒にいると、まるで魚の漬物屋にいるようなものです。長くいると生臭さは感じなくなるが、自分でも知らぬ間に生臭さを身にまとっていたからです。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(4-284)

284.凡人皆以輕小害,易微事,以至於大患也。(卷三十五 文子・微明) 【白話】人們往往都不在乎小害,輕慢小事,以致釀成大禍。 【日本語訳】人々は小さな弊害を気にせずに細かい事を軽んじてしまうので、のちの大きな禍を呼び寄せてしまいます。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(4-283)

…變,其色亦變,故染可不慎耶?」(卷三十四 墨子・所染) 【白話】墨子曾見人染絲而感嘆說:「絲染了青顏料就變成青色,染了黃顏料就變成黃色。所加入的染料不同,絲的顏色也跟著變化。所以染絲這件事,可以不謹慎嗎?」 【日本語訳】墨子はある者が糸を染めているのを見て感嘆しました。「糸は青い染料に染まると青色になり、黄色い染料に染まると黄色になります。入れる染料が違うと、糸の色もつられて変化します。糸の染色に慎重でいなければいい訳がありましょうか?」 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(4-282)

…易維持;徵兆尚未出現,計畫容易推動;脆弱的東西,容易瓦解;細小的東西,容易散去。所以,在事情還沒有發生前,就要有所作為;在動亂尚未來臨前,就要做好防治工作。 【日本語訳】社会がまだ安定している段階では、安定した局面を維持するのは簡単です。兆しが出てくる前は、計画を実行するのは簡単です。脆いものは壊れやすく、細かいものは散らばりやすいです。そのため、ことが起きる前に、仕事をしておくべきです。動乱が起こる前に、防止の仕事をよくしておくのです。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(4-281)

…した。「魚は餌を貪るので、釣り糸に引っ張られます。人は君主からの俸禄を食べるので、君主に従います。そのため、餌で魚を釣れば、釣れた魚は調理して食べられます。爵位と俸禄で人材を網羅できれば、人材は君主のために仕えます。家を基礎に国を取れれば、国はあなたのものになれます。国を基礎に天下を取れれば、天下はあなたに征服されましょう。」(高い俸禄と素晴らしい褒美、高い爵位は臣下たちに忠義と智慧を尽くして、主君のために命をかけて働かせてもらえます)。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(4-280)

…天時)大臣就能衷心悅服的處理朝政!國君奮勵,百官也勤謹治事,許許多多的工作都可以興辦起來了!」 【日本語訳】舜帝はそれから歌いました。「天命に従って徳政を施行し、天の時機に順応して何事にも慎ましい態度を忘れないことです。」また、このようにも歌いました。「(君主が天命に従って自分で謹慎な態度を取り、天の時機に逆らわなければ、)大臣たちは心から喜んで朝政を行えます!国君が勤勉でいれば、百官も謹慎に物事を行い、多くの仕事は順調に興せましょう!」 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(3-298)

…,郭指外城的牆。溝渠,此指為防守而挖的水道。②博地:廣闊的土地。③有道者:此處指掌握治國法則的君主。 【白話】僅憑城牆和護城河,不足以堅守城池;僅憑武器精兵,不足以應對敵人;僅憑地廣財多,不足以擁有百姓。只有掌握了治國之道的君主才能防患於未然。 【日本語訳】城壁や堀だけでは、城や領地を守れません。兵器と精兵だけでは、敵と対峙できません。領土の広さと財産の多さだけでは、民を持てません。治国の道が分る君主こそ、災いを未然に防ぐことができます。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(3-297)

…友好の重要性を教えて、人の一生が災難から逃れられるようにする者に対しては、誰も感謝と恩返しの気持ちが湧きません。この世の災難は全て「煙突」のようなものです。有能で善良な者はその徳性で世の中を渡り、できるだけ天下から戦争など様々の災いを取り除こうとしています。しかしながら、人々は彼らに感謝して恩返しをしようとしません。そのために、聖人はまだ水面下にある災いを取り除くのに苦心し、愚者は事態が明らかになってから功労を奪い取ろうと躍起になります。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(3-296)

…不亡之國也,故常戰慄,不敢諱亡。孔子所謂富貴無常,蓋謂此也。(卷十五 漢書三) 【白話】(劉向進諫說:)從古到今,沒有不滅亡的國家,所以賢明的君主心中常懷恐懼,不敢忌諱談及亡國。孔子所說的「富貴無常」,說的就是這個意思。 【日本語訳】(劉向は上書して諌めました。)昔から今まで、滅亡しない国はありません。そのために、賢明な君主は常に戦々恐々として、亡国について言及しない訳にはいきません。孔子が言っていた「富貴は無常なり」とは、この意味です。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(3-295)

…) 【日本語訳】既済の卦は『象伝』によると、「水が火の上にあるから、火で食べ物を調理しているように、物事の成功を象徴しています。しかしながら、君子がこの卦を観察する時は目の前の成功ではなく、将来に起こりうる災いについて考えるものです。そのために、事前に手を打って災難を未然に予防できます。」(何故なら、成功と失敗、治安と混乱は永劫に循環するものです。そのために、君子は長い目で物事を考えて、成功している時でも、失敗した時のことを忘れません。) >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(3-294)

…先生認為「足」字衍。蘖,樹木砍去後從殘存莖根上長出的新芽,泛指植物近根處長出的分枝。③措:舉,成。④墨翟:姓墨名翟,生於春秋、戰國之交,魯人,倡「兼愛」、「非攻」,是墨家學派的創始人。 【白話】禍患剛開始的時候,就好像剛燃起的火苗、剛長出的新芽,容易制止;等到釀成大禍,那麼即使如孔子、墨翟般賢能,也無法挽救。 【日本語訳】孔子は言われました。「軍事訓練及び道徳教育を受けたことのない民に戦争に行けと言うのは、民を捨てるのに等しいことです。」 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(2-305)

…乾枯。正道廢失於近,則禍患及於深遠;政治乖錯於上,則百姓窮困於下。」 【日本語訳】抱朴子は言いました。「日、月、星は天上の雲と霧に遮られて、地上に届ける光が暗くなって、植物の根部に蓄えた養分がなくなってしまって、枝まで枯れてしまいます。正道が作用を失ってしまったら、近い隣国が背離してしまって、遠い邦国が禍害を引き起こしてしまいます。政治に上位の人が情理に背いて、間違い事をしてしまったら、百姓は下で貧乏で苦しい生活をせざる得なくなります。」 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(2-304)

…子。 【日本語訳】欲望の発生を完全に止められる人が、上等な人間だと認められます。工夫して意思を違背して欲望を消し去る人が二等な人となります。過去に舜帝が黄金を険しい高山に埋めさせて、珠玉を深い河の谷底に捨てました。儀狄が大禹に美酒を進貢して献上して、大禹がためしに味わってみたうえ、非常に甘くて美味しかったと思いましたが、それで儀狄を疎遠にしました。人々から美酒を進貢して献上するのを杜絶えしました。これは自我節制して無欲に達成出来た例です。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(2-303)

…有徳な人を褒めるのに用いられて、尊卑を識別させます。しかし、今は上と下の間に本分を超えてしまって、起きた誤りがあります、人々は自分勝手に制定して、節度がなくて、人々が財物に欲が深くて、なんとか利益をとろうとして、命を落として構わないのです。周の時代が天下大治を達成したり、刑罰を擱かして使わなかったりしたのは、不正な気風がまだはっきりとよく分かる前にそれを制止したり、罪悪がまだ起こり始める前にそれを杜絶えしたりするのがあったからであります。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(1-294)

…です。』魏文候は言いました。『それは何故でしょうか。詳しく教えてくれないか?』扁鵲は説明しました。『一番上の兄は患者の様子を観察して、病がまだ形成していない段階に治してしまいます。そのために、兄の名声が家の外に漏れて、遠くまで広まることがありません。次兄は発病した初期に病を治せてしまうので、その名声は近所の巷の域を出ることがありません。私ならば、お灸で血脈を通し、副作用のある薬湯と手術で患者を治すので、諸候にまで名声が届かせています。』」 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(1-293)

…始終不自以為偉大,只是踏踏實實從小地方做起,最終能成就大事。 【日本語訳】難事の解決を図るには、まだ簡単な時から手を加えるべきです。遠大な目標を実現するには、ささいな所から始めるのです。天下を揺るがすほどの難事は、まだ簡単な時から始まるものです。天下を揺るがすほどの大事は、ささいな所から始まるものです。そのために、聖人は自分のことを偉いだとは思わず、ただ地に足をついて、小さな所から努力を積み重ねて、やがて大きなことを成し遂げられるのです。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(1-292)

…會渴望得到遠方的奇珍異物以供自己享用,車馬、宮室逐漸奢侈華麗,從此開始,國家將無法振作、挽救了。」 【日本語訳】箕子は紂王の親戚です。紂王が象牙で作られた箸を使いはじめた時、箕子はこのように嘆きました。「紂王が象牙の箸を使いはじめたのならば、次は宝玉で作られた杯を用いるようになりましょう。宝玉の杯を作らせると、必ずまた遠方の珍奇な秘宝を欲しくなってしまいます。馬車も宮殿もどんどん華麗になるが、国は衰退する一方で立て直れなくなりましょう。」 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(1-291)

291.玩人喪德,玩物喪志。(卷二 尚書) 【白話】不尊重他人,隨意輕慢戲弄,就會喪失做人應有的道德;沉溺於所喜好的事物之中,乃至於不能自拔,就會喪失自己原有的志向。 【日本語訳】他人を尊重せずに妄りに軽々しく弄ぶのは、人として守るべき道徳を失わせてしまいます。好きな物事に溺れて抜け出せなくなるのは、人に本来あるべき志を忘れさせてしまいます。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(1-290)

…忘れられてしまいます。消火活動で大変な目に遭った者だけが、貴賓としてもてなされてしまいます」これは火事に遭った者の勘違いに起因する、本末転倒の例だが、このようなことだけではありません。……後世の者の多くは災いを未然に防ぐことを疎かにして、すでに起こってしまった結果を挽回することばかりに力を注いでいます。謀略を巡らせて災害の予防に苦心している臣下が奨励されることはあまりないが、すでにある問題に立ち向かう闘士はよく崇められるのと同じことです。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(1-289)

…來;人得福卻驕奢淫逸,則福去禍來。 【日本語訳】災いよ、福はその隣に寄り添っています。福よ、災いはその中に潜めています。この両者が互いに転化することの奇妙さを、誰が知り得よう。すなわち、災いに遭った時、人が自分の身を振り返って反省することができたら、悪を断ち切り、善を修められましょう。そのようにすると、災いは消え去り、福はやってくるのです。もし福を得たのに驕って豪奢で不埒な生活をしていたら、今度は福が消え去り、災いがやってくるのでしょう。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(1-288)

…れません。安らかに生活していても、危機が訪れる可能性を忘れません。生きていても、滅亡の可能性を忘れません。情勢が制御下にあって安定していても、動乱の可能性を忘れません。このようにして、君子は自分自身と国家が永らえることを保持しているのです」『易経』に曰く、「心の中ではいつでも警戒していてください。もうすぐ滅亡してしまいます。もうすぐ滅亡してしまうのです、と。このようにすれば、天下の治安は頑丈な桑の木の根元に繋がれたように安定しましょう。」 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(1-287)

…憂患。」意謂,就辦事方面,無論大小,目標要遠大,辦法要周詳,又要預防流弊;做人方面,也要有遠大的志向、長久的規劃,否則憂患就在眼前。 【日本語訳】孔子は言いました。「人に深遠な考えがなければ、必ずいつでも測り知れない憂いに遭います」すなわち、仕事をする時は、ことの大きさに係わらず、目標を大きく持ち、周到な用意で過ちが起こるのを防ぐのです。人と接する時も、遠大な志で遠い未来を見据えて計画します。さもないと、災いはすぐ目の前まで迫りましょう。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(1-286)

…③於隱微,而發於人之所忽者也。(卷十八 漢書六) 【注釈】①蓋:發語詞,提起下文,無義。②知:「智」的古字。聰明;智慧。③臧:「藏」的古字。隱藏。 【白話】見識高明的人在事情還未萌生前就能預見,有智慧的人在危險還未形成前就能避開;禍患大多藏在隱密細微之處,而在人們疏忽時發生。 【日本語訳】見識の高い者は事が起こる前に予見できます。智慧のある者は危機が形をなす前に避難できます。多くの災いは細かい所に隠れており、人の気が緩んだ時に起こります。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(1-285)

285.傲不可長,欲不可從(zòng)①,志不可滿,樂不可極。(卷七 禮記) 【注釈】①從:「縱」的古字。放縱。 【白話】傲慢不可滋長,欲望不可放縱,志向不可過於自滿,享樂不可沒有節制。 【日本語訳】傲慢の心を助長してはいけません。欲望をなすがままにしていてはいけません。志が慢心の態度に繋がっていてはいけません。享楽に節度がなくてはいけません。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(1-284)

…ないように見えても、一定の時間が経つとすっかり擦り減らされてしまうのです。木を育てたりして家畜を飼育したりする時、成長していないように見えても、一定の時間が経つととうに大きくなっていたことに気付くのでしょう。仁徳と善行を積み重ねるのも同じで、その良さを感じなくても、決まった時が来たら、自然にその作用が分かるのです。仁義を捨てて天理に背くと、すぐにはその悪さには気付かないが、決まった時が来たら、既に滅亡へと向かっていたことが分かるでしょう。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(1-283)

…】善行は積み重ねないと、名声を博することができません。悪行も積み重ねないと、身を滅ぼすほどまでにはいきません。そして、視野の狭い者は完全に利害関係だけを考えているために、小さな善事はいいことをもたらしてくれないから、善行をしようとしません。また、小さな悪事なら何の妨げにもならないと思い込んで、悪習を改めそうとしません。やがて日に日に悪行は積み重ねられて、ついには隠蔽できないほどの罪責になってしまい、解脱することができなくなってしまいます。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(1-282)

282.積善之家,必有餘慶①;積不善之家,必有餘殃。(卷一 周易) 【注釈】①慶:福澤。 【白話】積累善行的人家,必然給後世子孫帶來福澤;積累惡行的人家,必然給後世子孫帶來禍殃。 【日本語訳】善行を積み重ねる家の者は、必ず後世の子孫にまで福をもたらせます。悪行を積み重ねる家の者は、必ず後世の子孫にまで災いを残してしまいます。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸