半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(1-288)

288.子曰:「危者安其位者也,亡者保其存者也,亂者有其治者也。是故君子,安不忘危,存不忘亡,治不忘亂,是以身安而國家可保也。《易》曰:『其亡其亡!繫于苞桑①。』」(卷一 周易

【注釈】
①苞桑:桑樹的根。

【白話】
孔子說:「凡是招致危險的人,都是因為他先前安逸於他的職位上;滅亡的國家,是因為先前自以為國家可以長存;敗亂的國家,是因為先前自以為已經治理穩定。因此君子安居而不忘傾危,生存而不忘滅亡,整治而不忘敗亂,自身則可常安而國家可以永保。」《易經》上說:「心中時時警惕著,將滅亡了!將滅亡了!天下的治安,就像繫在堅固的桑樹根上一樣安穩。」

【日本語訳】
孔子は言いました。「おおよそ危険を招く者は、みなその職位に安心しきってしまい、何の働きもしませんでした。滅亡する国は、自国がいつもでも続くものだと信じこんでいたものです。動乱に遭う国は、自国の情勢は安定しているのだと思い込んでいたものです。そのために、君子は三つのことを忘れません。安らかに生活していても、危機が訪れる可能性を忘れません。生きていても、滅亡の可能性を忘れません。情勢が制御下にあって安定していても、動乱の可能性を忘れません。このようにして、君子は自分自身と国家が永らえることを保持しているのです」『易経』に曰く、「心の中ではいつでも警戒していてください。もうすぐ滅亡してしまいます。もうすぐ滅亡してしまうのです、と。このようにすれば、天下の治安は頑丈な桑の木の根元に繋がれたように安定しましょう。」

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