半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(2-303)

303.古者衣服車馬,貴賤有章,以褒有德而別尊卑。今上下僭(jiàn)差①,人人自制,是故貪財趍(qū)②利,不畏死亡。周之所以能致治③,刑措④而不用者,以其禁邪於冥冥,絕惡於未萌也。(卷十九 漢書七)

【注釈】
①僭差:僭越失度。僭,超越本分,冒用在上者的職權、名義行事。②趍:同「趨」,追求,追逐。③致治:使國家在政治上安定清平。④刑措:亦作「刑錯」或「刑厝」,置刑法而不用。措,擱置。

【白話】
古代衣服車馬貴賤有規章,用來褒揚有德之人而使尊卑有所區別。而今上下之間有超越本分的錯失,人人自行制訂而無節度,於是人們貪財謀利,不惜冒生命危險。周朝之所以能達到天下大治,刑罰擱置不用,其原因就是在歪風未顯露時就將其制止,在罪惡未萌生時就將其杜絕。

【日本語訳】
古代において、着物や馬車の貴賤に評価判断の基準を作られて、有徳な人を褒めるのに用いられて、尊卑を識別させます。しかし、今は上と下の間に本分を超えてしまって、起きた誤りがあります、人々は自分勝手に制定して、節度がなくて、人々が財物に欲が深くて、なんとか利益をとろうとして、命を落として構わないのです。周の時代が天下大治を達成したり、刑罰を擱かして使わなかったりしたのは、不正な気風がまだはっきりとよく分かる前にそれを制止したり、罪悪がまだ起こり始める前にそれを杜絶えしたりするのがあったからであります。

>> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸