半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(1-290)

290.「教人曲突遠薪,固無恩澤;燋(jiāo)頭爛額,反為上客①。」蓋傷其賤本而貴末,豈夫(fú)獨突薪可以除害哉?……後世多損於杜塞未萌,而勤於攻擊已成,謀臣稀賞,而鬥士常榮。(卷四十四 桓子新論)

【注釈】
①教人曲突遠薪,固無恩澤;燋頭爛額,反為上客:典故出自班固《漢書・霍光傳》。有客人看見主人家煙囪是直的,灶旁又堆放木柴,好心勸告主人將煙囪改建成彎的,並將木柴搬走,以免發生火災。主人不聽勸告,後來果然失火,幸好鄰里將火勢撲滅。主人為了答謝鄰家,便設宴款待救火的人,卻將提出建議的客人給遺忘了。

【白話】
「教人改彎煙囪、移開柴草的,卻不認為有恩澤;幫助救人而被燒得焦頭爛額的人,反而成為貴客。」這是痛感失火人家的本末倒置,哪裡僅僅是指改灶移柴可以免除災禍的這件事情呢?……後世的人大多在防患於未然方面做得不夠,卻努力於搶救已經造成的後果,謀臣們很少受到獎勵,而鬥士常常受到尊崇。

【日本語訳】
「煙突を曲がるように改造し、焚き木をよそに移すように、火事の元となることの改善を勧めた者は忘れられてしまいます。消火活動で大変な目に遭った者だけが、貴賓としてもてなされてしまいます」これは火事に遭った者の勘違いに起因する、本末転倒の例だが、このようなことだけではありません。……後世の者の多くは災いを未然に防ぐことを疎かにして、すでに起こってしまった結果を挽回することばかりに力を注いでいます。謀略を巡らせて災害の予防に苦心している臣下が奨励されることはあまりないが、すでにある問題に立ち向かう闘士はよく崇められるのと同じことです。

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