半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-281)

281.文王田乎渭之陽,見太公坐茅而釣。問之曰:「子樂得魚耶?」太公曰:「夫釣以求得也。其情深,可以觀大矣!」文王曰:「願聞其情。」太公曰:「夫魚食其餌,乃牽於緡;人食其祿,乃服於君。故以餌取魚,魚可殺;以祿取人,人可竭;以家取國,國可拔;以國取天下,天下可畢也。」(卷三十一 六韜・序)

【白話】
周文王到渭水的北岸打獵,見到了太公正坐在長滿茅草的岸邊釣魚。文王上前探視請教:「你釣到魚喜樂嗎?」太公說:「凡是垂釣都是為了得魚。釣魚的道理也很深奧,從中可以看到大道理。」文王說:「我想聽聽這深奧的道理!」太公說:「魚貪吃香餌,就會被釣魚的繩線牽著;人要食君主俸祿,就會服從君主。所以用香餌釣魚,魚可供烹食;以爵祿網羅人才,人才就能盡為所用;以家為基礎而取國,國可為你所有;以國為基礎而取天下,天下可全部為你所征服。」(厚祿、重賞、高爵,可使人臣竭智盡忠,赴湯蹈火。)

【日本語訳】
周の文王は渭水の北岸で猟をしていたが、太公がカヤでいっぱいの岸辺で釣りをしているのを見かけました。文王は太公に近寄って挨拶をしました。「魚を釣れて喜んでいるのでしょうか?」太公は言いました。「釣りはみな魚を得るためです。釣りは奥が深く、色々と大きな理を教えてくれます。」文王は言いました。「その奥の深い理を伺いたいです!」太公は言いました。「魚は餌を貪るので、釣り糸に引っ張られます。人は君主からの俸禄を食べるので、君主に従います。そのため、餌で魚を釣れば、釣れた魚は調理して食べられます。爵位と俸禄で人材を網羅できれば、人材は君主のために仕えます。家を基礎に国を取れれば、国はあなたのものになれます。国を基礎に天下を取れれば、天下はあなたに征服されましょう。」(高い俸禄と素晴らしい褒美、高い爵位は臣下たちに忠義と智慧を尽くして、主君のために命をかけて働かせてもらえます)。

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