半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(1-268)

268.魏文侯問李克曰:「刑罰之源安生?」對曰:「生於奸邪淫佚之行也。凡奸邪之心,飢寒而起;淫佚者,文飾①之耗。雕文刻鏤,害農事者也;文繡②纂(zuǎn)組③,傷女功者也。農事害則飢之本,女功傷則寒之源也。飢寒並至,而能不為奸邪者,未之有也。男女飾美以相矜,而能無淫佚者,未嘗有也。……刑罰之起有源,人主不塞(sè)其本,而督(dū)④其末,傷國之道也。」(卷四十三 說苑)

【注釈】
①文飾:以紋彩修飾。②文繡:刺繡華美的絲織品或衣服。③纂組:赤色綬帶。亦泛指精美的織錦。④督:治理;整理。

【白話】
魏文侯問李克:「刑罰產生的根源是怎樣的?」李克說:「刑罰生於奸邪淫佚的行為。凡是奸詐邪惡的心,由飢寒逼迫所引起;放蕩的行為,由過分裝飾形成奢侈靡爛。雕梁畫棟,會妨害農業的生產;紡織追求華麗,會耽誤女工的勞作。農業生產受到妨害,就是飢餓的起因,女工勞作被耽誤,就是寒冷的根源。飢寒交迫,而沒有奸邪行為的,未曾有過。男女以裝飾打扮互相誇耀,而沒有放蕩行為的,也未曾有過。……所以,刑罰的產生是有原因的,君王不杜絕根本,只懲處已形成的罪惡,是損害國家的做法。」

【日本語訳】
魏の文侯は李克に尋ねました。「刑罰が生まれる源は何でしょうか?」李克は答えました。「刑罰は奸邪と淫逸の行為から生まれました。おおよそ捻じ曲がっている邪悪な心は、飢えと寒さによって引き起こされます。放奢で淫らな行為は、過分の飾り立てによって引き起こされます。器物や建物の派手さだけに気を配っていると、農業の生産を妨げてしまいます。華美な衣服を追い求めると、女工の仕事は疎かにされてしまいます。農業が妨げられると、飢饉が起こります。女工の仕事が疎かにされてしまうと、寒さをしのげない源になります。飢えと寒さに迫られた人々が、邪な行為に走らないことは一度もありませんでした。男女が互いに着飾っているのに、淫らな行為が起こらなかったのも一度もありませんでした。……そのために、刑罰が生まれるのには理由があります。しかしながら、君主が問題を根本的に解決せずに、ただすでにある罪に懲罰を与えるのは、国を損なうやり方です。」

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