半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(2-292)

292.古者明其仁義之誓,使民不踰。不教而殺,是虐民也。與其刑不可踰,不若義之不可踰也。聞禮義行而刑罰中(zhòng)①,未聞刑罰任而孝悌興也。高牆狹基,不可立也;嚴刑峻法,不可久也。(卷四十二 鹽鐵論)

【注釈】
①中:得當。

【白話】
古時候(賢明君王)宣明以仁義修身的誓約,使百姓不逾越禮義。如果不先進行教育,等到百姓犯罪就加以殺戮,這是殘害百姓。與其制定刑法使百姓不敢觸犯,不如提倡禮義使百姓恥於違反。只聽說推行禮義,刑罰就能運用得恰當;沒有聽說過施行刑罰,孝悌之風就能興盛起來的。圍牆高大,地基狹窄,是不能立得住的;用嚴厲的刑法治理國家,是不能長久的。

【日本語訳】
昔、(賢明君王)は、はっきりと仁義を修身する誓約で百姓に禮義を超えさせないとしらせました。もし前もって教育を行っておかなくて、百姓が罪を犯してしまうとすぐ殺すというのは、百姓を残害することです。刑法を制定して百姓に犯させられないより、禮義を提唱して百姓に違反すると恥じを感じさせるほうがいいです。禮義を広く実行すると刑罰が適当に運用出来ると聞いたことがありますが、刑罰を施行すると孝悌の風が盛んになると聞いたことがありません。牆が高大で土台が狭かったら、建物が立てられません。厳しい刑法で国家を治めたら、長く続けないのです。

>> 群書治要三六〇 #為政 #法律