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印光法师文钞

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群書治要三六〇(4-268)

…明瞭で、それぞれの名義や地位などが確定されていないので、天下の人々はこの不確かさを理由にそれらのことを議論します。堯や舜のような賢人でも正道に逆らって名分を犯してしまうことがあるので、一般の人ならなおさらでしょう。そのため、聖人は必ず法制をもって官職を設けて官吏を選びだし、天下の人々の手本にするが、すべては身分を確定するためでした。さすれば、ずるい嘘つきでも誠信のある正直者でも、盗賊でも温厚で素朴な者でも、みな自分を律することができます。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(4-267)

…ちが私利ばかりを争い、民のことを顧みなかったら、民と朝廷の間は歪みが入ったようでますます離れてしまいます。民と朝廷の間にできた距離が大きくなってしまうことこそ、国の「裂け目」です。地位の低い官吏たちが民の利益を奪うと、彼らは民にとっての「蝕み虫」になります。「裂け目」と「蝕み虫」ができて滅亡しなかった国は、天下でも珍しいです。そのため、賢明な君主は法制に従って私欲を取り除き、このようにすれば、国からは「裂け目」も「蝕む虫」も消えましょう。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(4-266)

…にひたすら従うわけでもありません。今や、民の習俗は変わったのに、法制はまだ変わっていません。国情は変わったのに、国の要務は昔のままとされています。法制は民の暮らしの安定を保障するためにあり、国家の要務は政事を効果的に進められるための保証です。国は法制を失えば滅亡の危機にさらされ、物事を進めるのに効果がないと成功できません。法制が時勢に順応せず、国家の要務が社会の需要に一致していないのに、危機と無縁でいられたものは、今までありませんでした。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(4-265)

…するためです。法令と制度が確定した後、法規に一致していれば奨励を、法規に違反していれば懲罰を与えます。たとえ身分の尊い者でも法を守っていれば、それ相応の褒美を与えて、身分の低い者が罪を犯しても、ことさら厳しい懲罰を与えません。法令制度に違反したら、たとえ才能のある賢人でも罰せられなければなりません。法令制度を守れる者ならば、たとえ何の力も持っていない者でも罰せられません。このようにすれば、公の理は広められ、個人の欲望は抑制されるでしょう。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(4-264)

… 【日本語訳】定規と物差しは形を整えるためにあり、人に鋭い目と器用な両手があっても、融通のきかない物差しのように形を正しいものに整えることはできません。器用な者は道具を作れるが、それでも形を整えるための物差しを廃棄することができません。聖人は礼法を定められるが、それでも礼法を廃棄して国を治められません。非凡な智慧と高尚な徳行のある君主がいても、礼法を廃棄して国を治めようとすれば、物差しを廃棄して形を整えようとするのと同じく無理なことです。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(4-263)

…め、赦免を施行するのは、馬を走らせている時に手綱を抛り捨てるようなものであり、赦免を施行しないのは、吹き出物を患っている時に薬を得たようなものであります。先王が車と礼帽の様式を規定したのは、貴賤の階級をはっきりと分けさせるためであり、外見の格好良さを求めたわけではありません。官吏には国を治めることによって、民には労力によって生活させましょう。そのようにできれば、君主は尊い身分でいられて、財物も人々を養っていけるようほど豊かになりましょう。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(4-262)

…說:「要重視國家的法令必須能貫徹施行。能實施則治國的方針、政策就會通暢,通暢則人民就會得到很大的利益,人民獲得了大的利益,君主的仁德就會得到彰顯。」 【日本語訳】周の文王は姜太公に尋ねました。「国を治めるには何を重視すればよろしいでしょうか?」姜太公は答えました。「国の法律と政令が徹底的に施行されることを重視すべきです。そのようにすれば、国の方針や政策は順調に通り、民は非常に大きな利益を得られて、君子の仁徳も広く知られるようになります。」 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(4-261)

…ことはほとんど同じように見えるが、それでもそれぞれに区別があります。獄官は事実だけを考えて、法吏は法律の条文を重視します。監司は大きな過ちに気をつけるべきであるが、細かいものは見逃した方がいいです。何故なら、細かい過ちは誰でもしてしまうものなのに、それでも罰することになれば、朝野に人格、道徳、学識や品行などどの領域で探しても、全く瑕のない者はいなくなりましょう。国をよく治めようとしたのに、国を混乱に陥れてしまうとは、まさにこのことです!」 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(3-282)

…で伝えられるようであれば、それは永久にして変わらぬ「道」ではありません。もし言葉で伝えられるようであれば、それは永久にして変わらぬ「名」ではありません。ゆえに、聖人が従って守ることは「道」と呼ばれ、聖人のなすことは「事」と言われます。道はまるで鐘のようであり、一度音律が確定すると、二度と変わることはありません。事はまるで琴のようであり、一度曲が終えると、また調律できます。法律、制度、礼儀と音楽は治国の道具であり、治国の根本ではありません。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(3-281)

…しまいなさい。怪しい行いを頑固に繰り返し、嘘の言葉を操って詭弁に長けています。博識ではあるが、正道を学んだわけではありません。また、邪悪なことに従事しているのに、事実を歪曲して粉飾し、民を惑わそうとする者は、殺してしまいなさい。鬼神を騙り、天候の変化、占いなどを利用して、民心を惑わそうとする者は、殺してしまいなさい。これら四つの罪を犯した犯人に対しては、所定された時間を待たず、広く意見を聞き入れることもなしに処刑してしまえてよいのです。」 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(3-280)

…析能力、加以自己誠懇仁愛的同情心,盡最大力量弄清並處理好案件。 【日本語訳】およそ「五刑」に処せられる重大な訴訟は、必ず親子の仲や君臣の恩義を思いやる立場から考えるべきです(その犯行は忠愛のために犯されたものなのかどうか)。犯人の心境から罪の重さを考慮し、罪の深さを慎重に評定し、区別して接するべきです。そして、耳が聞こえて、目が見える限りの分析能力を尽くしながら、懇切にして仁愛に満ちた同情心で、できるだけ真実を見いだして判決を下しなさい。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(3-279)

…ことを心配しないでください。心配すべきのは、計量器を持っている者が歪みを正さずに、真直ぐなものを正してしまうことです。執政者は悪事をした親しい者を必ずしも罰するとは限らないが、まるで鍬を持っているのに除草しないようなものです。また、疎遠にしている者が功労を立てても、必ずしも褒美を与えないが、まるで苗を育てないようなものです。そのために、社会にとって、法律のないことは怖くありません。法律があるのに、きちんと執行されないことの方が怖いのです。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(3-278)

…憐恤,同情。⑤庶:庶幾,將近,差不多。 【白話】不是靠巧言善辯能夠斷案,只有善良公正可以斷案,目的無非是使判決公正。要懷著憐憫體恤的心審判案件,那麼幾乎所判的案件都可以公正了。 【日本語訳】巧みな言葉では訴訟を決められません。ただ善良さと公正さだけが訴訟を決められます。その目的は公正な結果を出すことにほかなりません。そのために、相手を思いやって憐れむ気持ちで訴訟を審理しなさい。そのようにすれば、ほとんどの訴訟は公正な結果を得られましょう。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(3-277)

…ったりであっても、民は分かってくれて順服します。私の心で法を執行しているのならば、何をしてもいけません。法の執行が優しすぎると、犯人を見逃してしまいます。厳しすぎると、善良な者までもが傷つけてしまいます。今の執行者たちは公私の区別をつけずに、ひたすら条文の軽重を分析しようとしています。民の心を思いやらずに、上役に提出する判決書の文書の正しさばかりを気にしています。まるで教化の根本は己にあるのに、よそに行って探そうとしているようなものです。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(3-276)

276.法出而不正,是無法也;法正而不行,是無君也。(卷五十 袁子正書) 【白話】法律頒布而不能做到公正,等於沒有法律;法律公正但是不能施行,等於沒有君王。 【日本語訳】法律を頒布したのに、公正さを守れないのは、法律がないのに等しいことです。法律は公正なのに、実行されないのは、君主や帝王がいないのに等しいことです。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(3-275)

…のは農作業であり、職人が考えているのは腕前です。士人や君子が考えているのは自分の徳性と品行です。群臣や百官が考えているのは自分の職分であり、君主が考えているのは一貫した治国の方法です。もしこれらのことが実現すれば、権限を越えてほかの官員の職権を犯すようなことは起らないでしょう。正しい道を捨てるようなことも起りません。この方法だけが、天下の治理を正道に歩ませられます。また、民たちには余計な雑念を持たせずに、一心不乱に本分を尽くさせられます。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(3-274)

…る方法で国を治めれば、往々にしてさらに混乱を招いてしまいます。世の中が必ず制御される状態でさらに治めれば、社会は安定して太平になります。ゆえに、聖人は世の中が制御された状態で国を整い、治め始めるのであり、世の中が混乱している状態でではありません。聖人が民のために法律を制定したのならば、愚か者にとっても賢人にとっても、必ず分かりやすいものにしなさい。そのようにすれば、天下の民が(知らない間に)法を犯して、危険に陥ってしまうことがありません。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(3-273)

…名分が不確かなのに、天下の太平を望むのは、飢えに苦しまれたくないのに食べ物を捨てたり、凍えたくないのに衣服を捨てたりするのと同じで、それでは目的を達成できないのは明らかなことです。一匹のウサギを何百もの人が追いかけるのは、そのウサギで百人分の食事ができるからではありません。ウサギが一体だれの物なのか、まだ名分が不確かなためです。ウサギを売る者は市のどこにでもいるが、盗賊が奪い取ろうとしないのは、ウサギの名分がすでに確定されていたからです。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(3-272)

…百姓效法,那麼百姓就不會埋怨。 【日本語訳】政事を治める者は民情について分からなくてはなりません。民情が分かってこそ、民は命令に従えます。自分のしてほしくないことを人にも押し付けないのでいれば、民が命令を聞かない訳がないでしょう。そのため、政事を処理するのに長けている者が出した政令は、分かりやすくて普及しやすいです。民が混乱して紛争を起こすこともありません。また、自ら模範となって率先に政令を守るから、民もそれに見習って恨み言を言いません。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(3-271)

…難以發揮作用。 【日本語訳】人性には仁義の資質が備わっているとはいえ、聖明な君王がふさわしい規則と制度を制定しておらず、約束していないのであれば、人を正道に導くことはありえません。民が悪いと思うことに沿って邪な行為を禁ずれば、刑罰を使う必要がなくなり、制度も神の威光がかかっているかのように順調に実行されましょう。人の天性に適応すれば、天下の人々を順服させられます。人の天性に背くと、たとえ法制度を作っても、その効果を発揮しにくいのでしょう。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(2-296)

…日本語訳】道が多いため、人々がどちらを歩もうかと分らなくなります、法令が多いため、百姓が如何に法律と禁制に触れるのを避けようかと分らなくなります。したがって、聖明な君主は制定した法律が日月と同じように明るくて、百姓が迷わなくて、大通りと同じように広くて、百姓が疑わないわけです。辺鄙遙遠な所の人さえ法令がよく了解できて、愚昧無知な婦女さえ如何に法を犯すのを避けると分かれます。したがって法律と政令をだれも違反しなくて、監獄も使わなくなります。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(2-295)

295.一令逆者,則百令失;一惡施者,則百惡結。(卷四十 三略) 【白話】【白話】一項政令違逆人心,所有的政令就都會失去作用;一件壞事施行了,上百件壞事就會接連發生。 【日本語訳】一つの政令が人心を違反してしまうと、全ての政令が作用をなくしてしまいます。一つの悪いことを施行してしまうと、百件以上の悪いことが引き続き発生してしまいます。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(2-294)

… 【日本語訳】国家を治理するのが上手な人は大綱がつかんで、法網をまばらにさせます。大綱がつかめたら、そのかかわる面が広いです。法網がまばらであれば、小さな過失を見落としていいです。かかわる面が広かったら、大罪を放縦しません、大きな過失を懲罰しなければなりません。小さな過失が見落とせば、為政が激切ではありません。大罪を必ず懲戒すれば、太平の世で法を犯して規律を乱すことを恥じとする行為が抑え付けられます。これは国家を治める肝心な要となります。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(2-293)

…導致法令被屢次修改,這就使得奸邪的風氣流行起來,而君主沉溺於世俗之中,因此國家就免不了危亡了。 【日本語訳】もし君主は自然常道に見習わなくて、世俗の好みに付和して法令を制定して、こんな法令を一旦発布してしまえば、必ず混乱を引き起こします。混乱が出てきてから法令を作り直すと法令が何度も繰り返し修正することに導いていたら、奸邪な気風を流行らせて、君主は世の中の慣わしに惑溺してしまって、したがって、国家は滅亡の危険が避けられないものであります。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(2-292)

…ました。もし前もって教育を行っておかなくて、百姓が罪を犯してしまうとすぐ殺すというのは、百姓を残害することです。刑法を制定して百姓に犯させられないより、禮義を提唱して百姓に違反すると恥じを感じさせるほうがいいです。禮義を広く実行すると刑罰が適当に運用出来ると聞いたことがありますが、刑罰を施行すると孝悌の風が盛んになると聞いたことがありません。牆が高大で土台が狭かったら、建物が立てられません。厳しい刑法で国家を治めたら、長く続けないのです。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(2-291)

291.法令者治之具,而非制治①清濁之源也。(卷十二 史記下) 【注釈】①制治:猶統治。 【白話】法令是治理天下的一種工具,而不是導致政治清明或污濁的根源。 【日本語訳】法令は天下を治理する一つの工具で、政治清明あるいは汚濁に導く根源ではありません。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(2-290)

290.德教者,人君之常任也,而刑罰為之佐助焉。(卷四十五 昌言) 【白話】道德教化,是人君治國的常道,而刑罰只是德教的輔助。 【日本語訳】道徳教化は、人君の治国の常道ですが、刑罰はただ徳教の補助です。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(1-273)

273.子曰:「聽訟①吾猶人。必也使無訟乎!」化之在前。(卷九 論語) 【注釈】①聽訟:審理訴訟;審案。 【白話】孔子說:「審理訴訟案件,我跟別人的方式差不多。但我一定盡力使訴訟案件不發生才好。」 【日本語訳】孔子は言いました。「訴訟の案件を審理する時、私のやり方は皆さんとそう違いません。ただ、私はできるだけ訴訟にならないように努めるのです。」 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(1-272)

272.《書》曰:「與殺不辜,寧失不經①。」(卷十七 漢書五) 【注釈】①不經:不合常法。 【白話】《尚書》說:「與其妄殺無辜,寧可犯不依常法的過錯。」也就是說,處理案件要體現仁政,司法的官吏要以仁德存心,避免冤獄。 【日本語訳】『尚書』に曰く、「妄りに無辜な者を殺すよりも、法を守らない過ちを犯す方がいいです」すなわち、裁判官が案件を審理する時は仁政を忘れずに、仁徳の心で冤罪にならないように気をつけることです。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律

群書治要三六〇(1-271)

…凡我的各級官長,要恭敬對待你們管理的工作,慎重對待你們發布的命令。命令發出就要實行,不能朝令夕改。用公正的心去掉私情或恩怨,人民就會信任歸服。 【日本語訳】周の成王は言いました。おおよそ私の元にいる各階級の長官は、貴方たちの職務を恭しくこなすようにしなさい。貴方たちが出した命令に慎重な態度でいなさい。命令は出したら実行し、妄りに変更しないようにすることです。公正な心で個人の私情をはさまずに職務を執り行えば、民は信服して帰順するのでしょう。 >> 群書治要三六〇 #為政 #法律