半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-263)

263.凡赦者,小利而大害者也,故久而不勝其禍;無赦者,小害而大利者也,故久而不勝其福。故赦者,奔馬之委轡也;無赦者,痤疽之砭石也。先王制軒冕,足以著貴賤,不求其觀也。使君子食於道,小人食於力。君子食於道,則上尊而民順;小人食於力,則財厚而養足。(卷三十二 管子・法法)

【白話】
大凡施行赦免,只有小利卻有大害,因此長期施行就會禍患無窮;不施行赦免,有小害卻有大利,因此長期施行就好處無窮。所以,施行赦免,正如奔馬時,丟棄馬韁繩;不施行赦免,就像患痤瘡時,得到了用以治病的砭石。先王規定車子與禮帽的式樣,是用來分清貴賤等級的,不是追求外觀好看。讓官吏依靠行道治國來生活,讓百姓依靠勞力生活。官吏依靠行道治國來生活,君主就尊貴,百姓就順從了;百姓依靠勞力生活,財物就豐厚,給養就充足。

【日本語訳】
凡そ赦免というのは、小さな利益の代わりに大きな弊害を残すものなので、長い間施行すると、果てのない禍は起きてしまいます。赦免しなければ、小さな弊害の代わりに大きな利益をもたらしてくれるので、長い間施行すれば尽きることのない利点を得られます。そのため、赦免を施行するのは、馬を走らせている時に手綱を抛り捨てるようなものであり、赦免を施行しないのは、吹き出物を患っている時に薬を得たようなものであります。先王が車と礼帽の様式を規定したのは、貴賤の階級をはっきりと分けさせるためであり、外見の格好良さを求めたわけではありません。官吏には国を治めることによって、民には労力によって生活させましょう。そのようにできれば、君主は尊い身分でいられて、財物も人々を養っていけるようほど豊かになりましょう。

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