半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-273)

273.法令者,民之命也,為治之本也,所以備民①也。智者不得過,愚者不得不及。名分不定,而欲天下之治,是猶欲無饑而去食,欲無寒而去衣也,其不幾②亦明矣。一兔走,而百人追之,非以兔為可分以為百,由名之未定也。夫賣兔者滿市,盜不敢取,由名分之定也。(卷三十六 商君子)

【注釈】
①備民:猶言保民。②不幾:沒有希望,不可希求。幾,通「冀」。

【白話】
法令,是天下百姓的命脈,是治理國家的根本,其目的是用來保護人民的。聰明的人不能超越它,愚昧的人也不能不遵守它。名分不確定,而希望天下太平,就如同不想挨餓卻拋棄食物,不想受凍卻丟掉衣服一樣,這樣做達不到目的,是很明顯的了。一隻兔子在跑而上百人去追,並不是因為這隻兔子可以分成一百份,而是由於這隻兔子到底屬於誰,這個名分還沒有確定。賣兔子的人滿集市都有,而盜賊不敢奪取,是因為兔子的名分已經確定了。

【日本語訳】
法令とは、天下の民の命脈であり、国を治めるための根本でもあります。その目的は民を守ることです。賢い者は法令を越えられず、愚かな者もそれを守らなければなりません。名分が不確かなのに、天下の太平を望むのは、飢えに苦しまれたくないのに食べ物を捨てたり、凍えたくないのに衣服を捨てたりするのと同じで、それでは目的を達成できないのは明らかなことです。一匹のウサギを何百もの人が追いかけるのは、そのウサギで百人分の食事ができるからではありません。ウサギが一体だれの物なのか、まだ名分が不確かなためです。ウサギを売る者は市のどこにでもいるが、盗賊が奪い取ろうとしないのは、ウサギの名分がすでに確定されていたからです。

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