半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-268)

268.名分未定,堯、舜、禹、湯且皆加務而逐之;名分已定,貪盜不取。今法令不明,其名不定,天下之人得議之,此所謂名分不定也。夫名分不定,堯、舜猶將皆折而姦之,而況眾人乎?故聖人必為法令置官也,置吏也,為天下師,所以定分也。名分定則大詐真信,巨盜愿愨,而各自治也。(卷三十六 商君子・定分)

【白話】
事物當所居地位的名義和所應有應盡的職分還未確定時,堯、舜、禹、湯尚且都會努力奔走去追逐它;名位職分已經確定後,就連貪婪的盜賊也不敢奪取。現在法令制度不明確,其名位職分不確定,天下人就有理由去議論它。這就是所謂的名位職分不確定。凡是名位職分不確定的事物,堯、舜還都將會違背正道而侵犯名分,更何況是一般人呢?所以聖人必定要為法令設立官職,設置官吏,作為天下人的榜樣,目的就是為了要確定名位職分。名位職分確定了,那麼狡猾的大騙子和正直誠信的人,大盜賊和厚道樸實的人,都能各自約束自己。

【日本語訳】
物事の地位や名義、や職務や領分などがまだ確定していない時から、堯、舜、禹、湯らは頑張ってそれらのことを追い求めました。そのため、物事が確定してからは、たとえ貪欲な盗賊でもそれらを奪い取ろうとする魂胆はありませんでした。今の法令は不明瞭で、それぞれの名義や地位などが確定されていないので、天下の人々はこの不確かさを理由にそれらのことを議論します。堯や舜のような賢人でも正道に逆らって名分を犯してしまうことがあるので、一般の人ならなおさらでしょう。そのため、聖人は必ず法制をもって官職を設けて官吏を選びだし、天下の人々の手本にするが、すべては身分を確定するためでした。さすれば、ずるい嘘つきでも誠信のある正直者でも、盗賊でも温厚で素朴な者でも、みな自分を律することができます。

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