半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-275)

275.天下之事,以①次為爵祿,以次進士,君子以精德顯。夫德有次則行修,官有次則人靜,事有次則民安。農夫思其疆畔②,百工思其規矩③,士君子思其德行,群臣百官思其分職④。上之人思其一道⑤,侵官⑥無所由,離業無所至。夫然,故天下之道正而民壹。(卷五十 袁子正書)

【注釈】
①以:按。②疆畔:田界,引申為農田。③規矩:規和矩,校正圓形、方形的兩種工具。④分職:職分。⑤一道:指一以貫之的治理方法。⑥侵官:超越權限而侵犯其他官員的職權。

【白話】
治理天下,要按法度授予爵位俸祿,要按法度招賢納士,這樣具有美好德行的士人君子就會得以彰顯。進德有法度,士人就會致力於修身;晉升官位有法度,官員就安守本分;辦事有法度,人民就會安定。農夫想的是他們的農活,工匠想的是他們的手藝,士人、君子想的是自己的德行,群臣百官想的是自己的職分,君主想的是一以貫之的治國方法,超越權限而侵犯其他官員職權的事就不會出現,摒棄正業的事也不會發生。只有這樣,天下的治理才能走上正道,百姓才能用心專一(沒有非分之想)。

【日本語訳】
天下を治めるには、法度に従って爵位と俸禄を与えて、賢人や有能な者を招くべきです。このようにすれば、いい徳性と品行を持つ士人や君子はさらに精進するでしょう。徳性の精進に法度があれば、士人は一生懸命に修身します。官位の昇級に法度があれば、官員は本分を守れます。物事の進行に法度があれば、民は安定します。農夫が考えているのは農作業であり、職人が考えているのは腕前です。士人や君子が考えているのは自分の徳性と品行です。群臣や百官が考えているのは自分の職分であり、君主が考えているのは一貫した治国の方法です。もしこれらのことが実現すれば、権限を越えてほかの官員の職権を犯すようなことは起らないでしょう。正しい道を捨てるようなことも起りません。この方法だけが、天下の治理を正道に歩ませられます。また、民たちには余計な雑念を持たせずに、一心不乱に本分を尽くさせられます。

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