半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-39)

39.古者聖王之為政,列①德而尚賢;雖在農與工②肆③之人,有能則舉之,高與之爵,重與之祿,任之以事。非為賢賜也,欲其事之成。故當以德就列,以官服事④,以勞受賞,量功而分祿。故官無常貴,而民無恆賤,有能則舉之,無能則下之。舉公義,避私怨,故得士。得士則謀不困,體不勞,名立而功成,美章而惡不生。故尚賢者,政之本也。(卷三十四 墨子

【注釈】
①列:列入位次。②工:古時對從事各種技藝的勞動者的總稱。③肆:作坊,店鋪,市集。④服事:承擔公職,為公家服務。

【白話】
古代的聖王治理國政,使有德者列於其位,使賢能者得到尊重;即使是務農和做工經商的人,有德能的就會被選拔舉薦,給他們很高的爵位,給他們很豐厚的俸祿,把政事交付給他們。這並不是因為他們賢能便賞賜,而是想要通過他們成就事業。所以,應當根據德行擔任職位,根據官職承擔責任為國服務,論政績接受獎賞,按功勞分得俸祿。所以官吏不會始終尊貴,而百姓也不會終生卑賤,有德能就會得到選拔舉薦,無德能就會被免職。按公義提拔人,而不以私怨罷黜人,所以能獲得賢士。(君王)得到賢才則智謀不會窮盡,身體不會疲勞,名聲樹立且功業成就,美德得到彰顯而邪惡不會產生了。因此說尊重賢才是為政的根本。

【日本語訳】
古代の聖王が国政を治める時は、徳の高い者を就くべき職位に就かせ、有能な賢人が尊重してもらえるように配慮をしました。たとえ農夫や職人、商人でも、徳性と才能があれば、高い職位と俸禄がもらえるように推薦され、政事を任せられます。彼らに褒美が与えられたのは有能であるためではなく、彼らに国の事業を成就してほしいからです。そのために、それぞれの徳性によって職位を与えられ、またそれぞれの職位によって国から政務を与えられるのでした。結果によって褒美を取らせ、功績によって俸禄を与えるために、官吏はいつまでも栄華を極めることなく、民もいつまでも低い身分のままでいることはありません。徳性と才能があれば、推薦の機会がもらえるが、徳性と才能がないと、免職されてしまいます。公の大義で人材を抜擢し、私怨で人を免職したりしないから、有能な賢人を得ることができます。そして、(君主が)賢人を得ると智慧が尽きることはなく、身体も必要以上に疲れることはありません。名声を得られる上に事業を成就できて、美徳も宣揚されるから、邪悪なものが生まれる余地はありません。そのために、有能な賢人を尊重することこそ、政事をすることの根本だと言われます。

>> 群書治要三六〇 #君道 #尊賢