半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-60)

60.方正之臣得用,則姦邪之臣困①傷矣。是方正之與姦邪,不兩進之勢也。姦邪之在主之側者,不能勿惡之;惟惡之,則必候主間(jiàn)②而日夜危之。人主弗察而用其言,則忠臣無罪而困死,姦臣無功而富貴。故曰:「忠臣死於非罪,而邪臣起於非功。」(卷三十二 管子)

【注釈】
①困:陷在艱難困苦裡,或受環境、條件等因素限制住。②間:嫌隙,隔閡。

【白話】
品行正直的臣子得到進用,那麼姦邪之臣就會困窘而毀敗了。這就是正直之臣與姦邪之臣不能同時進用的形勢。姦邪之臣在君主身邊,就不能不憎惡正直的忠臣;既然憎惡,就必然窺伺君主與忠臣有隔閡的時機而日夜圖謀危害。如果君主不能明察而聽用姦邪之言,忠臣就會無罪而被迫害至死,姦臣就會無功而得到富貴。所以說:「忠臣往往死於無罪,邪臣往往興起於無功。」

【日本語訳】
正直で潔白な臣下が任用されると、邪な奸臣は囚われて滅亡するでしょう。正直な者と邪な者は両立できないためです。もし邪な奸臣が君主の傍にいると、正直な忠臣のことを憎まずにはいられないでしょう。そして憎いがゆえに、君主と忠臣の間に溝が生まれる時を伺って、忠臣に危害を加えようと日夜図るのです。もし君主がこのことに気付かずに讒言を聞き入れてしまうと、忠臣は罪がないのに死ぬまで迫害されてしまいます。一方、奸臣は功労がないのに、富を手に入れてしまいます。そのために、「忠臣は往々にして罪がないのに、亡くなってしまいます。奸臣は往々にして功労がないのに、勢いと栄華を手に入れてしまいます。」

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