半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-64)

64.聖人擇可言而後言,擇可行而後行。偷得利而後有害,偷①得樂而後有憂者,聖人不為也。故聖人擇言必顧其累,擇行必顧其憂。(卷三十二 管子)

【注釈】
①偷:苟且(只圖眼前,得過且過)。

【白話】
聖人選擇可以說的話,然後才說;選擇可以做的事,然後才做。只圖眼前得到利益而將來會有禍害,只圖眼前得到快樂而將來會有憂患的事,聖人是不會做的。所以,聖人選擇說什麼話,一定會考慮到它可能造成的麻煩;選擇做什麼事,一定會考慮到它可能帶來的憂患。

【日本語訳】
聖人は言葉を慎重に選んでから、口にします。行為を慎重に選んでから、実行します。何故なら、目の前の利益ばかりを気にしていると、将来は必ず禍が起こってしまいます。また、目の前の快楽ばかりを気にしていると、将来は必ず憂い事に悩まされてしまいます。このようなことを聖人はしないのです。そのために、聖人は言葉を選ぶ時、その言葉によって起こりうる面倒まで必ず考慮に入れています。何かをしようとする時も、その行為によってもたらされうる憂いまで考慮に入れているのです。

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