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印光法师文钞

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群書治要三六〇(4-64)

…態;聖明君王之所以和他的臣子很少交往,是為了慎重的對待名位、職責,群臣沒有誰敢不盡心竭力工作的。 【日本語訳】名声と地位、それに職分は、いつも聖人と賢者たちから慎重に扱われてきたものです。造父は馬車の御者をしていた時、他の者とあまり交流がなかったが、その手には手綱が握られており、馬をいい状態に保つためです。聖明な君主が臣下たちとあまり交流がなかったのも、名声と地位、職責を慎重に扱うためであり、臣下たちも心を尽くして懸命に仕えたものでした。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(4-63)

…明で有能な人を任用すると、余計な気苦労なしに国を治められます。名を正して事実と合うかどうかをきちんと審査すれば、刑罰なしに威信を樹立することができます。情理に通じた質素な人となりであれば、是非を弄びません。本源を探求し簡素にして真なものに立ち返ると、言葉と行いが一致して符節のように、信用と誠実に満ちるようになります。腕のいい人が育てる馬は御しやすく、聖賢な君主が導く民は治めやすいものですが、まさにこの理を証明しているのではないでしょうか。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(4-62)

62.正名去偽,事成若化;以實覆名,百事皆成。(卷三十六尸子・分) 【白話】端正名分,去除虛偽,事情很自然就可以成就;實際的德行、才幹與外在的名分相符合,做任何事情都可以成功。 【日本語訳】名を正して、偽りを取り除けば、物事は自然に成就できます。実際の徳と才知、外向けの名義が一致すれば、何事をしても必ず成功できましょう。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(4-61)

…務に適した臣下を選び出して、国政を彼らに任せます。群臣の発言と行いが細かく考察されて、賢明で徳のある者を選んで任用できたら、人々は我先にと競うように働いてくれます。適任の者を選んで国政を任せると、百官が混乱することはありません。賢者を推薦するのが得意な者が任用されると、天下の賢明で徳のある者が引退してしまうこともなくなりましょう。物事の理を熟知している者が謀略の考案に参加しているのならば、国家の大事を処理する時に過ちは起こらなくなります。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(4-60)

…官員中雖然有邪惡不良的行為,也就無法逃過自己的眼睛,這是觀察一個人是否能夠勝任工作的方法。 【日本語訳】各級の官員や夥しい数の臣下を管理する時、國君は比較と推測することによって、その者が賢良かどうかを判断し、国の法律に沿って、その行いが法規に反していないかを観察します。このようにすることによって、たとえ官員の中に邪で良からぬ行いをする者がいても、國君の目を逃れられません。これは人が任された仕事を全うできるかどうかを観察するための方法です。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(4-59)

…いのであれば、たとえ相手が平民の木こりであっても、卑しいと思ってはいけません。もし言っていることが正しくないのであれば、たとえ相手が君主や大臣であっても、その言葉を聞き入れてはいけません。是非を人の貴賤や尊卑によって論断してはいけません。もし策が使えるものならば、相手の地位が卑しいからと言ってその言葉を採用するのに恥じを感じないでしょう。もし言論が切実で実行できそうなものならば、その言葉使いが美辞麗句であるかを気にすることもないでしょう。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(4-58)

…わされて、大きな災害のことを忘れてしまいます。小さな利益しかもたらさないことは、時に大きな利益の邪魔になってしまいます。片方を得ようとするあまりに、もう片方を失ってしまうのです。これらのことから分かるように、人を愛することより大きな仁徳はなく、他人を理解することより大きな智慧はありません。人を愛すことができたら、人を冤罪にしてしまうような刑罰を下すことはありません。人をよく知って適材適所に使うことができれば、政治が乱れることもありません。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(4-57)

…制限しなければ、だれも荒野を開拓しに行きません。賞罰を厳しく守らせなければ、民は監督されることなく、何かしようとしません。土地を開拓して何か起こそうとしなければ、強い外敵を防御することはおろか、内乱に対する守りを固めることもできません。土地は開拓されたのに国がまだ貧しいままなのは、君主の富が全て乗物や建物の修復に使われたからです。賞罰を厳守しているのに軍隊が弱いままなのは、勝手に民を労役に課して、むやみに消耗させて苦しませているからです。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(4-56)

…廉な行いで民を愛護するこができない官吏は、わが国の官吏とは言えません。国を豊かにして強い軍事力を誇り、君主から民までの何事も順調にしてくれない宰相は、わが国の宰相とは言えません。そのために、君主たる者は神龍の首のようだと言えます。高遠にして素晴らしい洞察力を持ち、問題を深く観察して慎重に意見を取り入れるのが君主です。厳かな表現で心のうちを隠すことによって、空のように高くて遠い、そして深淵のように深くて計り知れないと思わせることができます。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(4-55)

…にして、噂とされた者を考察せねばなりません。何も証拠がなければそれまでだが、もし何か証拠が出てきたら、噂とされた者を罰せなくてすみましょうか?もし過ちを犯していることを知りながら、例の者を許してしまうと、君主の威厳と人望は日に日に衰えてしまい、政令の施行も難しくなりましょう。過ちがある者をしっかりと罰することができたら、刑罰に処せられて退職になる者は徐々に増えていき、臣下たちも姑息な考えで自分の身を守るのは難しいことだと思い知りましょう。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(3-71)

…堂に入って悲しそうに泣きました。その時、宋国に潜伏していた諜報員は母国に帰って、晋候に次のように報告しました。「陽門にある兵士が亡くなりましたが、子罕が悲しそうに泣いていたので、民はみんな感動させられました。(宋国の上下が心を一つに団結している今、)彼らを討伐するのは恐らく得策ではないでしょう!」このことを聞いた孔子は言いました。「素晴らしい。(微かなことから全体を察知することができるとは、)この諜報員は実に国情の観察に長けていますね!」 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(3-70)

…幸災樂禍就是不仁;貪所愛之貨利而不捨得給人就是不祥;激怒鄰國就是不義。這四種道德都丟失了,靠什麼來保護國家呢?」 【日本語訳】晉大夫慶鄭は言われました。「人からの恩恵に背くと、自分に親しくしてくれる者を失ってしまいます。他国の禍をこれ幸いだと思うことは、仁徳に欠けています。愛する物を人に与えたくないのは不祥なことです。隣国を激怒させてしまうのは道義に欠けています。これら四つの道徳を失ってしまうと、何をもって国を守れると言うのでしょうか?」 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(3-69)

…不到他的喜歡,就會怨恨他。與善人結怨,與惡人結仇,想不滅亡,可能嗎? 【日本語訳】善人が好きなのに、善人を任用しません。悪人が憎らしいのに、悪人を免職させません。このような指導者がいます。自分のことを大事に思いながら、任用しないことが分ると、善人でも君主の文句を言うようになります。自分のことを卑しく思って気に入らないことが分ると、悪人は君主のことを恨みます。善人から恨まれ、悪人から仇にされているのに、滅亡したくないなんてありえましょうか。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(3-68)

…気投合して、彼はいつも私の好きなようにさせてくれて)、私はまるで苦しまれることなく、熱病にかかったようなものです。孟荘子は私のことを嫌っていたので(私たちは意見がよく食い違うが)、まるで私の苦しみを癒してくれる薬のようなものです。薬は病を治してくれて、私を存続させられます。一方、熱病を罹っているのに、その苦しみを知らないのであれば、その弊害はより深いものになります。今や孟荘子はなくなってしまいました。私も滅亡する日まであと少しでしょう。」 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(3-67)

…の過ちにも迎合することです。三つ目は、忠誠と正直を尽さずに、ただ君主に気に入られようと苦心することです。君主の意のままに不正なことをするのは、阿ることです。不正なことが起こっているのに、見て見ぬ振りしてやめさせようとしなかったのは屍も同然です。君主が不正なことをするように仕向ける臣下には、天誅がくだされるべきです。また、阿ることばかりしている臣下は、罰せられて当然です。その地位にいながら、忠誠を尽して諌めなかった臣下は免職されるべきです。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(3-66)

…の愛好のために道義に背こうとしません。自分の命を保全するために仁愛を損なわない君子を、どうして高い官位や高禄で誘惑できると思うでしょうか。たとえ強制的な手段で君子を制御することはできても、その志までを曲げることはできません。そのような目に遭うと、君子はただ口を閉ざして愚かな振りをするだけでしょう。自分が傷つけられないようにするのに必死な君子にはもう国を助ける余力がありません。(そこまでいくと、)国の安否は何を頼りにしたらいいのでしょうか。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(3-65)

…離心不相和睦,雖然自認為安定,也必將走向危亡。所以說:「上下不和,雖一時安定,也必將危亡。」 【日本語訳】臣下が彼らの君主に近づこうとせずに、民が彼らの官吏を信用しないと、上下の心は離れていってしまい、その関係は不和に満ちて仲良くできなくなります。たとえ安定していると思い込んでいても、必ず滅亡の危機に向かってしまいましょう。そのために、「上下が不和になると、たとえ一時安定しているように見えても、必ずや滅亡の危機に向かってしまいましょう。」 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(3-64)

…を慎重に選んでから、口にします。行為を慎重に選んでから、実行します。何故なら、目の前の利益ばかりを気にしていると、将来は必ず禍が起こってしまいます。また、目の前の快楽ばかりを気にしていると、将来は必ず憂い事に悩まされてしまいます。このようなことを聖人はしないのです。そのために、聖人は言葉を選ぶ時、その言葉によって起こりうる面倒まで必ず考慮に入れています。何かをしようとする時も、その行為によってもたらされうる憂いまで考慮に入れているのです。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(2-70)

…るのは、この人を懲罰してはならないと知っているのに懲罰するのではなくて、自ら懲罰するのが丁度いいと思い込みます。問題は君主の智慧で是非と曲直を識別するのが出来なくて、彼の賢明さはまだ徐々に浸透してきた讒言を識別するのが出来ません。任せた人が本当に智慧あると限らなくて、任用した人が忠誠だと限りません。したがって、名義上では賢能を褒賞して暴徒を懲罰しますが、実際では賢者を懲罰してしまって、奸人を姑息してしまいます。これこそ天下の最も大患です。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(2-69)

69.眾人之唯唯,不若直士之愕愕①。(卷八 韓詩外傳) 【注釈】①愕愕:直言無諱的樣子。 【白話】眾士的唯唯諾諾,不如一位正直士人的直言諫諍。 【日本語訳】衆人からのへいへいするよりは、一人の正直な士人から直言に諌争するほうがいいです。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(2-68)

…ることです。」景公は言いました。「如何に考察するのでしょうか。」晏子は答えました。「慎重に左右の頼れる身寄りを選んで、左右の頼れる身寄りがよければ、百官もそれぞれの適する位置に就けます、それで、善人か悪人か、はっきり識別出来るのでしょう。」孔子はそれを聞いて、言いました。「そのとおりです。賢明且つ善良な人が任用されていたら、不善な人が入って来られなくなります、逆に、不善な人が任用されていたら、賢明且つ善良な人が入って来られなくなります。」 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(2-67)

…老臣,萬事才能治理得好;君主訪求不求名利的隱士,這些士人的實德才得以宣揚,進而發揮教化的作用。 【日本語訳】君主は異常な言論を明察するのが出来ますから、禍乱の芽生えが見えます。君主は賢能な儒者を任用するのが出来ますから、奸雄が逃亡せざるを得ません。君主は長い試練を経た重臣を信頼しますから、万事がうまく治められます。君主は名利を追わない隠士を訪ねて、これらの士人の優れた徳行が広く世間に掲げ表せて、さらに教化の役割を発揮させることが出来ます。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(2-66)

66.不用之法,聖主不行;不驗①之言,明主不聽也。(卷四十一 淮南子) 【注釈】①不驗:不切實際,沒有效驗。 【白話】不合時宜的法度,聖明的君王不會施行;不切實際的言論,賢明的君王不會聽信。 【日本語訳】聖主は時宜に適しない法を実行しません、明主は実際にそぐわない言論を聞きません。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(2-65)

…有大害的,莫過於言語。做君主的要協調眾人、安定百姓、分別善惡以通達天下人的心志,對聽到的話就不能不加以詳察。 【日本語訳】血気のある万物は、もしも互いに気が合わなければ、争う心が引き起こされてしまいます。人々の付き合う中で本心を隠して見分けにくく、些細なことで大きい災害にならせるのが言葉に過ぎません。君主としては衆人を協調して、百姓を安定させて、善悪を識別して天下の人の意志をよく心得ようとして、よく聞いた話を詳しく調べなければなりません。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(2-64)

…【白話】讒奸之人看似誠實,花言巧語好像笙簧,讓聽到的人迷惑,讓看到的人昏聵。吉和凶的效驗,在於有能力認識何者是善;成或敗的關鍵,在於能夠詳審何者論述正確。 【日本語訳】ずるい人の見た目は誠実で、話し方も楽器の簧のように上手な喋り方をして、耳にする人を惑わせて、見た人に頭が混乱させます。吉又は凶になるきっかけには、どちらが善なのを識別する能力にあります。成功または失敗になる肝心な決め手には、どちらの論述が正しいかと詳しく調べるのにあります。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(2-63)

…之聽,不精不審。(卷四十八 時務論) 【白話】天下所有的國家都是有忠臣和謀士的,其中有折損軍隊、吃了敗仗,危及自身乃至亡國的,實在是因為君主聽了各種建議之後的決斷,不嚴密、不詳究。 【日本語訳】天下の全ての国には忠臣と策士がいるはずですが、そのうちには軍隊が折損して敗戦を味わって、自身に危害をおよぼして、更に国が滅びることがあるわけです。実際、君主はいろんな建言を聞いたうえでした決断が、厳密ではなくて、そして細かく追究しなかったためです。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(1-58)

…気にしない者。審判と刑罰を厳しく執行するのに、賞賛と褒美を忘れてしまう者。人の悲しみを自分の楽しみだと考え、人を陥れることによって利益を得ようとする者。道徳が足りずに民を信服させられず、政令が厳しすぎて民を教化できない者。褒美が少なく人を善行に導けず、刑罰が足りずに違法行為を阻止できない者。これらが亡国してしまう者のやり方です。今の民たちは国の政令を目の仇にしているが、これこそがその昔、民を離散させ国を失わせる最もよく見られる行為です。」 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(1-57)

…理綱常等。②遠數:深遠的謀劃。 【白話】君主最大的弊病,莫過於詳察小事而忽略了治國的重要綱領;莫過於只看到眼前的事物,卻忽略長遠的謀劃。從古至今,只要如此,沒有不滅亡的。 【日本語訳】君主にとっての大きな心配事は、小さなことには詳しいのに、治国に関する重要な綱領を疎かにしてしまうことです。目の前の物ばかりに気を取られて、遠く未来までの計画を忘れてしまうこともその心配事の一つです。昔から今まで、このようになると、滅ばなかった国はありません。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(1-56)

…いました。「みなから好かれる者がいれば、その実情を詳しく考察しなければいけません。みなから嫌われる者がいれば、同じく、その実情を詳しく考察しなければいけません。」聖人の取捨選択は、何も大衆の言葉を全て聞き入れないといけない訳がないが、自分の意見を頑なに守る必要もありません。全面的に自分と他者の見方を考慮し、人情及び法理で推し量ることによって、漏れのない人材選抜ができるのです。そのようにすれば、政事が腐敗し、国家が滅亡することもありません。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断

群書治要三六〇(1-55)

…察也不精確,謀略計畫必然混亂無章。 【日本語訳】よく聞き、よく観察することは、国家の存滅を左右する重要な鍵です。もし君主は広く様々な意見を聞き入れ、明察することができずに、ただ親しい者の言論のみを受け入れるのであれば、その謀略には必ず見落としたところがあり、良い策略とは言えません。たとえ広く意見を聞き入れ、明察することができても、もし間違った方法を採用し、その後の考察も正確に行われなければ、やはり混乱で無秩序な計画になってしまいましょう。 >> 群書治要三六〇 #君道 #審断