半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-59)

59.夫乘輿馬者,不勞而致千里;乘舟楫者,不能游而濟江海。使言之而是,雖在匹夫蒭蕘,猶不可棄也;言之而非,雖在人君卿相,不可用也。是非之處,不可以貴賤尊卑論也。其計可用,不羞其位矣;其言可行,不貴其辨矣。(卷三十五 文子・上行)

【白話】
乘車騎馬的人,不用付出勞累就可以到達千里之外;乘舟船的人,不用游泳就可以渡過江河湖海。假如所說的話正確,即使身為平民樵夫,也是不應嫌棄的;假如所說的話不正確,即使身為君王大臣,也是不應採納的。對於是非的審度,不可以人的貴賤尊卑來論定。如果他的策略可用,就不因他的地位卑下,而對於採納他的話感到羞恥;如果他的言論切實可行,就不必在意他的言辭是否漂亮、巧妙。

【日本語訳】
乗馬や乗車する者は、労力を出さなくても千里の遠方まで行けます。船乗りは泳がなくても河を渡れます。もし言っていることが正しいのであれば、たとえ相手が平民の木こりであっても、卑しいと思ってはいけません。もし言っていることが正しくないのであれば、たとえ相手が君主や大臣であっても、その言葉を聞き入れてはいけません。是非を人の貴賤や尊卑によって論断してはいけません。もし策が使えるものならば、相手の地位が卑しいからと言ってその言葉を採用するのに恥じを感じないでしょう。もし言論が切実で実行できそうなものならば、その言葉使いが美辞麗句であるかを気にすることもないでしょう。

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