半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-68)

68.臧孫曰:「季孫之愛我,疾疢(chèn)①也;孟孫之惡我,藥石②也。美疢不如惡石。夫石猶生我;疢之美,其毒滋③多。孟孫死,吾亡無日矣。」(卷五 春秋左氏傳中)

【注釈】
①疾疢:病害。疢,煩熱,疾病。②藥石:藥劑和砭石,泛指藥物。③滋:愈益;更加。

【白話】
臧武仲說:「季武子喜歡我(志意相投,順從我意),猶如使我沒有痛苦地患上熱病;孟莊子厭惡我(志意相違),猶如治癒我疾苦的藥石。沒有痛苦的熱病不如使人痛苦的藥石。藥石還能治病,使我活下去;患熱病而不知痛苦,它的毒害就更深了。如今孟莊子死了,我離滅亡也沒有多少日子了。」

【日本語訳】
臧武仲は言われました。「季武子は私のことを気に入っていたので(私たちは意気投合して、彼はいつも私の好きなようにさせてくれて)、私はまるで苦しまれることなく、熱病にかかったようなものです。孟荘子は私のことを嫌っていたので(私たちは意見がよく食い違うが)、まるで私の苦しみを癒してくれる薬のようなものです。薬は病を治してくれて、私を存続させられます。一方、熱病を罹っているのに、その苦しみを知らないのであれば、その弊害はより深いものになります。今や孟荘子はなくなってしまいました。私も滅亡する日まであと少しでしょう。」

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