半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(1-56)

56.孔子曰:「眾好之必察焉,眾惡之必察焉。」故聖人之施舍也,不必任眾,亦不必專己①,必察彼己之謂,而度(duó)②之以義,故舉③無遺失,而功無廢滅也。(卷四十四 潛夫論)

【注釈】
①專己:固執己見。②度:考慮;推測。③舉:推薦;選用。

【白話】
孔子說:「眾人都喜歡他,一定要仔細考察詳情;眾人都厭惡他,一定要仔細考察詳情。」聖人的定奪取捨,不一定都聽取大眾之言,也不一定要堅持己見,而是一定要全面考量自己和別人的看法,並以情理法來衡量,所以選拔賢才時沒有遺漏,政事就不會敗壞喪亡。

【日本語訳】
孔子は言いました。「みなから好かれる者がいれば、その実情を詳しく考察しなければいけません。みなから嫌われる者がいれば、同じく、その実情を詳しく考察しなければいけません。」聖人の取捨選択は、何も大衆の言葉を全て聞き入れないといけない訳がないが、自分の意見を頑なに守る必要もありません。全面的に自分と他者の見方を考慮し、人情及び法理で推し量ることによって、漏れのない人材選抜ができるのです。そのようにすれば、政事が腐敗し、国家が滅亡することもありません。

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