半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-91)

91.夫推讓之風息,爭競之心生矣。孔子曰:「上興讓,則下不爭。」明讓不興,下必爭也。推讓之道興,賢能之人,日見推舉;爭競之心生,賢能之人,日見謗毀。夫爭者之欲自先,甚惡(wù)①能者之先,不能無毀②也。(卷二十九 晉書上)

【注釈】
①惡:討厭,憎恨。②毀:毀謗,詆毀,詈罵。

【白話】
推賢讓能的風氣消失,競爭追逐名利的心就生出來了。孔子說:「在上位者能謙讓,居下位者就不爭奪。」表明謙讓之風如果不興,百姓就必然要互相爭奪。如果謙讓之道興起,賢能的人就會一天天被舉薦上來;競爭、追逐名利之心生起,賢能的人就一天天遭受到毀謗。這是由於競爭者受欲望的驅使想讓自己居先,就嫉恨比自己有賢能的人居先,所以不能不毀謗賢者。

【日本語訳】
賢人を推薦し、有能な者に職位を譲る風潮が消えると、名利を追い求めて競い合う心は生まれてしまいます。孔子は言われました。「上位にいる者が謙虚に譲ることができたら、下位にいる者は争って奪い合ったりしません。」謙譲する風潮が興らないと、民は必ず奪い合います。もし謙譲の風潮が興れば、有能な賢人は日に日に推薦されてきます。もし名利を追い求めて競争する心が生まれると、有能な賢人は日に日に謗りを受けてしまいます。何故なら、競争者は欲望に駆られて自分を優位に立たせようと考えて、自分より高位にいる有能な賢人のことを恨み、謗るのです。

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