半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-205)

205.以天下之目視,以天下之耳聽,以天下之智慮,以天下之力爭,故號令能下究,而臣情得上聞,百官脩通①,群臣輻湊②。喜不以賞賜,怒不以罪誅,法令察而不苛,耳目通而不暗,善否之情,日陳於前而不逆,賢者盡其智,不肖者竭其力,近者安其性,遠者懷其德,用人之道也。(卷三十五 文子)

【注釈】
①脩通:逐級上達,通於君主。脩,同「修」,循,依次。②輻湊:車輻條集中於軸心。

【白話】
用天下人的眼睛觀察,用天下人的耳朵傾聽,用天下人的智慧來思考,用天下人的力量來爭取天下人的幸福,所以號令能貫徹到底,民情得以上達,百官逐級上傳、通於君主,群臣擁護君主如同車輻條集中於車輪軸心。君主不因為高興就行賞賜,不因為憤怒就給予責罰,法令昭著卻不苛煩,視聽明達而不暗昧,好壞情況每天稟報上來而不抗拒、牴觸,使賢能者可竭盡其智慧,平凡之人能竭盡其能力,身邊的人能安定地生活,遠方的人感念君主的恩德,這是因為他掌握了用人之道的結果。

【日本語訳】
天下の人々の目で観察し、天下の人々の耳で傾け、天下の人々の智慧で考え、天下の人々の力で人々の幸せを求められれば、号令は徹底に執行されます。民間の実情は上まで届き、それを百官がまた上に伝えれば、君主のところまでに届きます。まるで車輪を維持する木枠が軸心に集中するように、群臣は君主のことを擁護するのです。明君は嬉しいからと言って褒美を与えず、怒っているからと言って刑罰を下しません。実行した法令は分りやすく広く伝わっており、妄りに厳しくて煩わしくありません。その聴視は明達で愚鈍ではなく、状況の良し悪し問わずに日々報告されても嫌な気持ちになりません。賢者ができるだけその智慧を発揮できるように、そして凡人ができるだけその力を発揮できるようにするのです。その周りにいる者は安定に生活できて、遠方にいる者でもその恩恵と徳性に感激しています。何故なら、このような君主は人を使う道を確かに掌握しているのです。

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