半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-310)

310.古者民樸而化淳①,上少欲而下尟(xiǎn)②偽。衣足以暖身,食足以充口,器足以給用,居足以避風雨。養以大道,而民樂其生;敦③以大質④,而下無逸心。日中⑤為市,民交易而退,各得其所。蓋化淳也。(卷四十九 傅子)

【注釈】
①化淳:教化淳厚。②尟:同「鮮」,少。③敦:勸勉,勉勵。④大質:純樸的本質。質,樸實,淳樸。⑤日中:從天亮到正午的半天時間。

【白話】
古代人民樸實,風俗淳厚,在上位者貪欲少,居下位者少偽詐。人們只求衣能保暖,食可充飢,器具可供使用,住房能避風雨。用正確的道理教化,百姓安居樂業;用純樸的本質勸勉,百姓無放縱之心。上午是市場開放的時間,百姓進行交易後離開,各獲所需。這是風俗淳厚的結果。

【日本語訳】
古代の民は素朴であり、風俗も温厚なものでした。上位にいて貪欲な者は少なく、下位にいて詐欺をする者もあまりいませんでした。人々にとって、衣服を着るのは寒さを凌ぐためであり、食べ物を食すのは飢えを満たすためでした。また、器物は使えるだけで充分であり、家は雨風を凌げば満足しました。このように、正しい道理で教化すれば、民は居住地に満足して、それぞれの仕事に楽しく取り組むことができました。また、純朴な本質を奨励して勧めると、民から放蕩する心の芽を取り除けます。午前は市が開放する時間ではあるが、それぞれの必需品を得て取引が終えると、民はすぐに帰っていきます。これも温厚な風俗のお蔭でした。

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