半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-114)

114.堯先親九族,文王刑于寡妻。物莫不由內及外。由大信而結,由易簡而上安,由仁厚而下親。今諸侯王國之制,無一成之田,一旅之眾,獨坐空宮之中,民莫見其面。其所以防禦之備,甚於仇讎,內無公族之輔,外無藩屏之援,是以兄弟無睦親之教,百姓無光明之德。弊薄之俗興,忠厚之禮衰;近者不親,遠者不附;人主孤立於上,而本根無庇蔭之助,此天下之大患也。(卷五十 袁子正書・悅近)

【白話】
堯帝先親睦自己九族之內的人,周文王以身作則為自己的妻子樹立榜樣。做事情沒有不是由內而外才成功的。由於信守對百姓的諾言而聚合民心,由於持事簡明而使君上安定,由於仁愛厚德而使百姓親附。當今諸侯王國的制度,諸侯沒有十畝的田地,沒有五百人的士卒,獨坐在空宮之中,百姓都不能見到他的面。人君對諸侯的防備,甚至超過防範仇敵,以至於在內沒有同族大臣的輔佐,在外沒有諸侯王國的援助,因此使得兄弟得不到和睦親愛的教化,百姓得不到賢者風采的薰染。於是衰薄的風俗興起,忠厚的禮義衰落;身邊的人不親近,遠處的人不歸附;人君在上孤立無援,皇室沒有庇護的助力。這是天下的大患啊。

【日本語訳】
堯帝はまず身内の親睦を深め、周文王はまず自分の妻を手本としました。何事も内から外へと進展しないと成功できません。民との誓いを守るから、民の心を団結させることができます。物事を簡明に行えるから、君主の座と心は安定します。仁愛の心と高い徳があるから、民は近寄ってきます。今の制度では、諸侯には土地も兵士もなく、ただ一人空っぽの宮殿に鎮座して、民はその顔を拝見することができません。君主の諸侯に対する警戒は、敵に対しての警戒よりも勝っているので、同族の大臣からの補佐も諸侯からの援助も得られません。また、兄弟の間では和睦親愛の教化がなく、民も賢者からの影響を受けられません。そのため、世の中は乱れはじめ、忠厚な礼儀は衰えていきます。周りにいる人とは親しくなれず、遠くにいる人も近寄ってきません。君主は高い位にいながら孤立無援で、皇室には守ってくれる助力がありません。これこそ天下の大きな禍です。

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