半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(1-43)

43.文王問太公曰:「君務舉賢①,而不獲其功,世亂愈甚,以致危亡者,何也?」太公曰:「舉賢而不用,是有舉賢之名也,無得賢之實也。」文王曰:「其失安②在?」太公曰:「其失在好用世俗之所譽,不得其真賢。」(卷三十一 六韜

【注釈】
①舉賢:推薦任用有賢德、有才能的人。舉,推薦、選用。②安:何處、哪裡。

【白話】
周文王問姜太公:「國君致力於舉薦賢才,而沒有收到功效,社會混亂愈加嚴重,以致於國家危亡,這是什麼原因?」太公說:「選出賢才而沒有加以任用,這是有舉賢的虛名,而沒有用賢的實質。」文王說:「那錯在哪兒呢?」太公說:「錯誤在於國君喜好用世俗所稱譽的人,而沒有用到真正的賢才。」

【日本語訳】
周の文王は姜太公に尋ねました。「君主は賢明な人材の選出に力を入れているのに、実益が見えず、社会の混乱もますます厳しくなり、ついには国が滅亡してしまうのは、何故でしょう。」太公は答えました。「賢明な人材を選出したのに、任用していなかったのは、ただ有能な者を見つけたという虚名が得られるだけです。有能な者を任用する実益を得られません。」文王はさらに尋ねました。「では、どこに間違いはあったのでしょうか?」太公は言いました。「間違っているのは、君主は世間一般で評判になっている者を起用しがちで、真の有能な者を任用できていないことです。」

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