半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(1-83)

83.孝有三:小孝用力,中孝用勞①,大孝不匱(kuì)②。思慈愛忘勞,可謂用力矣;尊仁安義,可謂用勞矣;博施備物,可謂不匱矣。父母愛之,喜而弗忘;父母惡之,懼而無怨;父母有過,諫而不逆;父母既③沒④,必求仁者之粟以祀之。此之謂禮終。(卷七 禮記)

【注釈】
①勞:功勞;功績。②不匱:不竭;不缺乏。③既:已經。④沒:通「歿」。死。

【白話】
孝道有三種層次:小孝用體力,中孝用功勞,大孝永不匱乏,能使天下人永遠保持孝心孝行的精神。想到父母慈愛養育之恩,竭力供養而忘記自身的疲勞,這可稱為用力;盡本分去利益大眾,使人民尊重仁德、安行道義,這可稱為用勞;廣施德教,使四海之內豐衣足食,人民各自安守本分地禮敬祭祀父母,這可稱為不匱。父母喜愛我們,做子女的一定是高興而且不敢忘懷;父母嫌棄我們,做子女的應該深加警惕而沒有埋怨;父母有了過失,要婉言勸諫而不能忤逆;父母去世之後,必以正當所得的食物來祭祀他們。這才是有始有終的孝親之禮。

【日本語訳】
孝行には三つの段階があります。ささやかな孝行は体力を使って親に奉仕することです。その上の孝行は社会的に功労を重ねることです。最も大きな孝行は、天下の人々がいつまでも孝行の心を忘れないようにすることです。親の慈愛と養育の恩に報いるべく、疲れを忘れてできるだけの奉仕をするのは、体力を使う孝行と言えます。自分のなすべきことをして大衆のために尽くし、人々が仁徳を尊重し、道義を守るような社会を作ることは、功労を重ねることで実行できる孝行と言えます。道徳の教えを広め、四海のうち皆衣食に困らず、人々がいつまでも安心して自分の親に孝行することができる環境を作ることは、最も大きな孝行と言えます。親から好かれるのは、子どもである私たちにとって嬉しくて忘れられないことです。親から嫌われるのであれば、子どもとしては反省してより慎重になり、恨み言を漏らすべきではありません。親に間違いがあると、婉曲に進言して逆らうべきではありません。親が亡くなると、正当な方法で得たお供え物で供養します。これぞ始まりと終わりのしっかりとした、親孝行の礼に適う行いです。

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