半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(1-184)

184.景公問求賢。晏子對曰:「通①則視其所舉,窮②則視其所不為,富則視其所分,貧則視其所不取。夫(fú)上難進而易退也,其次易進而易退也,其下易進而難退也。以此數物③者取人,其可乎!」(卷三十三 晏子

【注釈】
①通:顯達;亨通。②窮:特指不得志,與「達」相對。③數物:幾件事。

【白話】
齊景公問求取賢才的方法。晏子回答說:「當一個人仕途亨通時,要看他所推薦的人才如何;當困窮失意時,看他不願做的事是什麼;當富有時,看他分享財物的對象是誰;當貧窮時,看他是否不取不義之財。一個上等的賢士,不貪祿位而一心向著道義,所以難於出仕而容易引退;次等的是向著祿位亦不背棄道義,所以容易出仕也容易引退;下等的是背棄道義而向著祿位,他們急於出仕卻難以引退。如果能用這樣的標準去考核選拔人才,應該就可以達到選賢舉能的目的了!」

【日本語訳】
斉の景公は賢明な人材を得るための方法を尋ねました。晏子は答えました。「相手の仕事が上手くいく時こそ、どういう者を仕事仲間として推薦するのかを観察するべきです。相手が失意している時こそ、どういうことをしているのかを観察するべきです。相手が裕福な時こそ、どういう者と富を分かち合うのかを観察するべきです。相手が貧困な時こそ、不法の財物に手を出すかどうかを観察するべきです。品性の最も優れた者は俸禄や地位に何の未練もなく、ひたすら道義を追求しているために、出仕しにくく引退しやすいのです。その次は、俸禄や地位に気がありながらも道義を捨てない者で、このような者は出仕しやすいが、引退もしやすいです。最後は俸禄や地位のために道義に悖る者で、出仕しやすく、引退しにくいのがこのような者の特徴です。もし以上の基準で人材を選ぶことができたら、賢明な人材を見つけ出すことができましょう。」

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