半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(1-201)

201.大道之行也,天下為公。選賢與能。故人不獨親其親,不獨子其子,使老有所終,幼有所長,鰥寡孤獨廢疾①者,皆有所養。是故謀閉而不興,盜竊亂賊而不作。是謂大同。(卷七 禮記)

【注釈】
①鰥寡孤獨廢疾:鰥,成年無妻或喪妻的人。寡,專指婦人喪夫。孤,幼年喪父或父母雙亡。獨,老而無子孫者。廢疾,身體或精神有殘缺而不能做事的人。

【白話】
大道實現的時代,是天下為大家所共有共享的。選拔賢德之人,為天下人民服務。因此,人們不僅親愛自己的雙親,不僅慈愛自己的子女,而使所有老人都能安度晚年,使所有小孩能得到良好的教育,健康的成長,並使所有鰥夫、寡婦、孤兒、無後嗣的老人以及身殘和有病的人,都得到照顧和贍養。所以,人人都能真誠相處,就不會有勾心鬥角、損人利己的陰謀出現,盜竊作亂的事也不會發生。這才是真正的大同世界。

【日本語訳】
大道が実現された時代において、天下はみなが共に分かち合う公のものです。人々がより良い暮らしができるように、真に有能な賢人が選び出されます。安泰な世の中では、人は自分の親や子どもだけを愛している訳ではありません。全ての老人は安らかに晩年を過ごせます。全ての子どもは良い教育を受けられ、健やかに成長できます。そして全てのやもめ、孤児、子どものいない老人と心身に障害と病気を負っている者は世話を受けられます。そのために、人々は真心を以って付き合うができます。相手を損なって自分に益するような陰謀は現れません。窃盗などの混乱も起こりません。これこそ真の平和である大同世界です。

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