半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(2-56)

56.扁鵲不能治不受鍼藥①之疾,賢聖不能不食善言之君。故桀有關龍逢(páng)②而夏亡;紂有三仁③而商滅。故不患無夷吾④由余⑤之論,患無桓、穆之聽耳。(卷四十二 鹽鐵論)

【注釈】
①鍼藥:針灸、藥物。鍼,同「針」。②關龍逢:桀的臣子。桀作酒池塘丘,為長夜飲。龍逢力諫被殺。③三仁:指微子、箕子、比干三人。④夷吾:即管仲。⑤由余:一作繇余,春秋時天水人。為秦穆公出謀劃策,使秦位列春秋五霸。

【白話】
扁鵲不能醫治不接受針灸和藥物的疾病,賢人和聖人也不能糾正不接受勸諫的國君。因此,夏桀雖有關龍逢,夏朝還是滅亡了;殷紂雖有微子、箕子、比干三個仁人,但商朝還是滅亡了。可見不用擔心臣子沒有像管仲、由余那樣好的見解,就怕國君不能像齊桓公、秦穆公那樣願意聽取諫言。

【日本語訳】
扁鵲は鍼灸と薬物を受け入れない病気を治療するのが出来なくて、聖賢も諫言を受け入れない君主を指摘するのが出来ません。したがって、たとえ夏桀は關龍逢を有しても夏朝は結局滅亡となってしまいました、殷紂は微子、箕子、比干の三人を有しても商朝は結局滅亡となった。明らかに管仲のような臣下がいなくても、由余のような見解のいい人がいなくても心配は要らなくて、齊桓公、秦穆公のような諫言が受け入れられるような君主がいないことを恐れます。

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