半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-4)

4.武王克殷,發鉅橋①之粟,散鹿臺②之錢;封比干之墓,解箕子之囚;無故無新,唯賢之親。用非其有,使非其人,晏然③若其故有之。由此觀之,則聖人之志大矣!(卷四十一 淮南子

【注釈】
①鉅橋:殷紂王貯藏糧食的場所,亦作巨橋。②鹿臺:殷紂王貯藏珠玉錢帛的地方。③晏然:悠閒安適的樣子。

【白話】
周武王攻破殷商後,發放鉅橋的糧食,散發鹿臺的庫錢;封修比干的陵墓,把箕子從囚禁中釋放出來;不分舊臣還是新人,只要賢能就親近。使用的不一定都是他原有的東西,任用的不一定都是親近的人,而武王自在從容,就像都是他原有的一樣。由此看來,聖人的志向遠大啊!

【日本語訳】
周の武王は殷商を破った後、民に鉅橋の食糧を提供し、鹿台金庫の金銭をまき散らしました。また比干の墓を修復し、箕子を牢獄から釈放しました。旧来の大臣でも新しく頭角を露わした新人でも、賢明で有能な者ならば、自ら近づきました。武王が使うのは必ずしも元から彼に所属している者ではなく、任用する者も必ずしも彼に近しい者ではありません。それでも、武王は悠然とそれらに接し、まるで元から全てが彼のものであったように。このことから分かるように、聖人の志は実に広く大きなものです!

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