半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-6)

6.今夫溜水①足以溢壺榼(kē)②,而江河不能實漏卮(zhī)③。故人心猶此也。自當以道術④度量,食充虛,衣禦寒,則足以養七尺之形矣。若無道術度量,則萬乘(shèng)之勢⑤,不足以為尊,天下之富,不足以為樂矣。(卷四十一 淮南子

【注釈】
①溜水:屋簷上滴下的水。溜,通「霤」,屋簷滴水處。②榼:盛酒或貯水的器具。③卮:古代盛酒的器皿。④道術:仁義道德。⑤萬乘之勢:擁有可出動兵車萬乘的力量。喻擁有的地位極高。乘,量詞,古時一車四馬叫「乘」。

【白話】
如今屋簷上滴下的水能把水壺裝滿,而江河之水卻裝不滿漏水的酒器。所以人心就像這樣。應當以仁義道德來衡量約束自己,食物能填飽肚子,衣服能抵禦風寒,也就足以養護七尺之軀了。如果不用道德標準來衡量約束自己,那麼即使擁有天子的權勢也不會感到尊貴,即使擁有天下的財富也不會感到快樂。

【日本語訳】
屋根から滴る雫でも壺を満たすことはできるが、たとえ大河の水でも水漏れのする酒器を満たすことはできません。人の心もこのようにできています。仁義と道徳を己を図る物差しとして、自分のことを注意すべきです。なぜなら、空腹を満たし、寒さをしのげることさえできれば、七尺の体を養うこともできましょう。しなしながら、もし道徳を己に対する物差しにしなければ、たとえ天子の権威と勢力を持っていても、尊いであるようには感じられません。また、たとえ天下の富を手中に収めても、楽しく感じないでしょう。

>> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪