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印光法师文钞

#戒貪 の検索結果:

群書治要三六〇(4-13)

…る』ものでした。およそ民を疲労させて、その財産を損なったり、利益の増加にはなれなかったりすることはしませんでした。ゆえに、聖王が建物を修築させるのは、暮らしやすくするためであり、視覚上の楽しみを求めるためではありません。衣服や帯、靴などを造らせえるのは、身体を守るためであり、奇抜な衣装を求めていたわけではありません。自身が節約しているから、民を導きすることができます。天下の人々は上手く統率されていて、財政は常に充足でありました。」 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(4-12)

…、自然に任せてなすがままにさせることであり、恣意妄りに無理をしてはいけません。無理のある恣意な行為は天下人の自然な本性を腐敗させてしまいます。無理に何かを操作することは、天下人の素朴さを壊してしまいます。そのために、聖人は過度な欲と楽しみ、贅沢や豪奢を省くことを堅持します。(甚を捨て去るとは、目先の快楽に惑わされないこと。奢を捨て去るとは、服装や飲食で贅沢をしないこと。泰を捨て去るとは、宮殿や楼台を天下よりも大事だとしないこと)。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(4-11)

…に建てたりして、人の墓を破壊してもいらっしゃいます。ゆえに、生きている者は憂いで安心して暮らすことができません。死んだ者でも一家離散となってしまい、同じ墓には入れません。貴方様は思うがままに遊び放題でやりたい放題ですが、生者も死者も無視されております。このような行いは仁徳のある者のすべきことではありません。貴方様は権力で私欲を満たそうとしますが、民の苦楽を顧みようともされません。このような態度も国を長らえるやり方ではありません。」 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(4-10)

…し上げました。「熊や虎などの野獣の飼育費を廃除するように詔書を下したと伺いました。臣下一同は大いに喜び、みな陛下のことを聖王と謳っています。陛下は古今の王朝が成功し、または敗退する教訓を考察したことがないのに、素晴らしい洞察力をお持ちです。生まれつき仁と孝に厚い御心で、無用な処置を廃除し、民の力を節約させるように尽力されることをお知りになったのですね。まるで生まれながらにして素晴らしい素質をお持ちで、生まれつきの聖人と言えます。」 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(4-9)

…難,乃逸,則知小人之依。」(卷二 尚書) 【白話】周公說:「啊!君子居其位,所念在於德性的修養,不貪圖逸樂。先知道農事勞動的艱辛困難,然後才營求逸樂,這樣才會知道小民賴以謀生的不易。」 【日本語訳】周公は言いました。「嗚呼!君子がその地位にいられるのは、徳と品性の修養があるからであり、逸楽しようとしないからです。農民の仕事の厳しさと難しさを知ってから、逸楽のことに触れると、平民たちの生活がいかに大変なのかが分かるようになります。」 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(4-8)

…敢,何況敢聚眾飲酒呢?不只不敢,也沒有空閒。 【日本語訳】その昔、殷の先人明君たちは天命と民のことを恐れて、徳政を施行して恭しい態度でいました。成湯から帝乙まで、明君賢相はみな国事のことばかりを考えていました。彼らは真面目に政令を頒布するもので、逸楽して怠けようとしませんでした。怠けようとさえしなかったので、徒党を組んで酒飲みして騒ぐことなんてもってのほかでした。しようと思わなかっただけではなく、そのような時間もありませんでした。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(4-7)

7.罔違道以干百姓之譽,罔咈百姓以從己之欲。無怠無荒,四夷來王。(卷二 尚書) 【白話】不要違背正道去求百姓的稱譽,不要違背百姓的意願去順從自己的慾望。只要堅持實行不懈怠、不荒廢政事,則外族都會來歸順。 【日本語訳】民からの称賛を得るために正道にもとってはいけません。自分の欲望のために民の意思に背いてはいけません。政を乱さず、怠けないことを実行し続けることさえできれば、よその部族も帰順しにやってきます。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(3-10)

…すか?」使者は答えました。「わが君には政務を処理する堂がありますが、堂の前には三尺ほどの高さがある土の階段しかありません。ワラでできた屋根は切り揃えることなく、木でできた骨子にも彫刻などの装飾は施されておりません。それでも、わが君は堂を修築する者の方が大変で、堂の中で暮らす者は安逸な生活に甘えすぎているというお考えです。そのようなわが君に、かような美しい高楼がある訳がありましょうか?」使者の言葉を聞いた楚王は不安そうに見えました。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(3-9)

…くて巧みな者を探し求め、天下の奇異な物をかき集めます。女房一人の髪飾りに千金をはたし、妾一人の衣裳に四方の珍宝が使われることもありました。好きなように生きる者の欲望が尽きることはないが、絞られる民の財力には限度があります。有限な財力で無限の欲望を満たそうとすること、これこそ漢の霊帝が民の心を失った原因です。上位にいる者の欲望に制限はなく、その下につく者も欲望のままに行動してしまうと、荒淫と贅沢を好む風潮が興り、民は被害を蒙ります。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(3-8)

…本語訳】いわゆる美とは、目上や目下、内外大小、遠近いずれの者に対しても害を及ぼさないからこそ、美と言えます。もし目には美しい物が映っているのに、その美を追求するために財物は使い果たしてしまうのならば、ただ人々から富をかき集めて、民を貧困の窮地に陥らせるだけで、美しいこととは言えません。国を治める君主は民と共にあるべきです。民が貧しい生活をしているのに、君主が贅沢をすることがあっていいのでしょうか。(必ず禍が訪れるという意味です。) >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(3-7)

…在一起追求享受,就會傷害人的天性,天天被邪惡欲望吸引,自己身體的元氣被消磨殆盡。自身都無法調治保養,又怎能治理天下呢! 【日本語訳】目は色とりどりの五彩を好み、口は美味を偏愛し、耳は音楽に浸りたいものです。これら五感が共に享受することばかりを追い求めていると、人の天性は損なわれます。日に日に邪悪な欲望に引き寄せられて、身体の元気が擦り減らされていくのです。自分のことさえも修めて保養することができない者に、天下を治められましょうか。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(3-6)

…、たとえ大河の水でも水漏れのする酒器を満たすことはできません。人の心もこのようにできています。仁義と道徳を己を図る物差しとして、自分のことを注意すべきです。なぜなら、空腹を満たし、寒さをしのげることさえできれば、七尺の体を養うこともできましょう。しなしながら、もし道徳を己に対する物差しにしなければ、たとえ天子の権威と勢力を持っていても、尊いであるようには感じられません。また、たとえ天下の富を手中に収めても、楽しく感じないでしょう。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(3-5)

5.罪莫大於可欲,禍莫大於不知足,咎莫大於欲得,故知足之足,常足矣。(卷三十四 老子) 【白話】罪惡沒有比荒淫好色更大的,禍患沒有比不知足更大的,過錯沒有比貪得無厭更大的。所以,只有知足的富足,才是長久的富足。 【日本語訳】荒淫と好色より大きな罪はなく、満足を知らないことより大きな禍はありません。また、底なしの欲望より大きな過ちはありません。そのために、満足を知っている者の富こそ、長く持続できる富です。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(2-9)

9.夫物暴長①者必夭折,功②卒成者必亟壞。(卷二十二 後漢書二) 【注釈】①暴長:急遽生長。②卒:突然。後多作「猝」。 【白話】任何東西迅猛生長必然會夭折,功業倉促而成必然會很快衰敗。 【日本語訳】何でも急速に伸びるなら必ず夭折してしまいます、功業が慌ただしく立たせようとすると必ずまもなく衰微してしまいます。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(2-8)

…yǔ)①之罪,而陷於刑戮②之患者,由嗜欲無厭③,不修度量④之故也。(卷四十一 淮南子) 【注釈】①囹圄:監獄。②刑戮:受刑罰或被處死。③厭:滿足。④度量:法度。 【白話】人們之所以犯監禁之罪,而遭刑罰、殺戮之禍,是因為其嗜欲沒有止境,(心靈墮落)而不以法度自我要求的緣故。 【日本語訳】人間は監禁される罪を犯して、刑罰されたり、殺戮の禍に遭ったりするのは、止まりのない欲(心霊堕落)で、法律に従って自らの行いを要求しなかったためです。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(2-7)

7.天下之愚,莫過於斯,知貪前之利,不睹其後之患也。(卷十二 吳越春秋) 【白話】天下沒有比這更愚蠢的了,只貪圖眼前的利益,而看不到身後的禍患。 【日本語訳】世の中にこれより最も愚かなことはありません。目の前の利益のこと貪ろうとしか考えていなくて、その後に引き起こす患いが見えません。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(2-6)

…本性,那麼行動就沒有正確的時候,以這種心態修身則自身會陷入危殆,以這種心態治國則會使國家衰敗。 【日本語訳】本来日も月も光輝くはずですが、浮雲に蔽われてしまいます、河水は澄み切っているはずですが、沙石に汚されてしまっています、人間は本性が平静ですが、欲望に妨害されます。欲望を放逸にして本性を失って、正確な行動が取れなくなります。こういう態度で修身すれば、自分を危険まで陥られて、こういう態度で国を治めれば、国を衰微させてしまいます。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(2-5)

5.三代①之興,無不抑損情欲;三季②之衰,無不肆其侈靡。(卷二十九 晉書上) 【注釈】①三代:指夏、商、周。②三季:指夏、商、周三代的末期。 【白話】夏、商、周三代之所以興盛,無不是因為領導者對自己的七情五欲加以節制;三代末期的衰敗,無不因肆意奢侈浪費。 【日本語訳】夏、商、周三代の初期の繁盛は情欲を抑えたためですが、三代の末期の衰微はほしいままに贅沢に奢ったためです。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(2-4)

4.有以欲多亡者,未有以無欲危者也;有以欲治而亂者,未有以守常①失者也。(卷四十一 淮南子) 【注釈】①常:常規,常道。 【白話】有因為欲望太多而滅亡的,沒有因為無欲而陷入危險的;有因為想要治理卻混亂的,沒有因為遵循常道卻失敗的。 【日本語訳】欲望が多過ぎて滅亡したものがありますが、無欲で危険に陥ることがありません。欲望によって管理しようとしたうえ、混乱してしまったことがありますが、常道に従って、失敗することがありません。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(2-3)

…尊貴就會隨之而來。所以看重爵位而輕視德行的人,雖然做了天子也並不高貴;貪求財物而不知休止的人,雖然擁有天下也並不富足。 【日本語訳】幸せは内心満足により生じられて、患いは欲求不満により生じられます。したがって、満足だと分かると、富裕がついてきます。徳行は百姓の指導に適切すれば、尊貴がついてくます。故に、爵位を重んじて、徳行をばかにする者は天子になっても高貴にはなれません、財物を貪って満足しない者は天下を擁しても満ち足りられません。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(2-2)

…不急之務,以修功業之基。其於名行,豈不善哉?(卷二十八 吳志下) 【注釈】①塗:同「途」。引申指途徑,門路。 【白話】斷絕無益的欲望,來遵循道德仁義之路;放棄無關緊要的事情,來修習建功立業的根基。這對自己的名聲與品行,難道不是很有益的嗎? 【日本語訳】無益な欲求を断絶して、道徳仁義の道に従って行います。可もなく不可もない事を諦めて、事業によって功績を立てる基盤を修します。それは自分の名声と品行に対して、良くなるのではありませんか? >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(2-1)

…智慧德能福報)。 【日本語訳】聖人は自ら本性道徳を守って、まだ得られていないものを求めませんが、求めようとするならば、かえってすでに擁するものを失うことになってしまいます(貪欲があれば幸運が無くなります。更なる者は貪欲による収賄をしたり法律をめげたりして、自らすべての幸運を無くしてしまいます)。もし、自分の本性道徳を更に高めていけば、求めたいものが自然的に得られます(要は、本性道徳には無限な知恵、道徳、才能、幸運がありますから)。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(1-7)

7.人主之大患,莫大乎好名。人主好名,則群臣知所要矣。(卷四十八 體論) 【白話】領導人最大的禍患,沒有大過愛好虛名的禍患。一旦領導人好名聲,那麼下屬就知道他想要的是什麼,而投其所好。 【日本語訳】リーダーとして最も大きな災いは、虚名を好むことを置いて他はありません。もしリーダーが虚名を好むのであれば、臣下たちはそのことを知り、リーダーの好みに会わせることでしょう。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(1-6)

…子) 【注釈】①務:從事;致力。 【白話】會造成國家動亂的領導人,只注重擴大勢力範圍,而不重視仁義的教化;只追求高位權力,而不專注道德的修養。這種做法是捨棄國家所能生存的條件,而造成滅亡的因素。 【日本語訳】国を動乱に導いてしまう王は、ただ勢力範囲の拡大に専念し、仁義の教化を疎かにしてしまう者です。高い地位と権力だけを追い求め、道徳の修養を疎かにしてしまう者は、国の存続条件に自ら目を背けてしまい、亡国の理由を作っているも同然です。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(1-5)

…屋宇和彩繪的牆壁。形容居處豪華奢侈。④未或:沒有。⑤弗:不。 【白話】皇祖大禹有這樣的話:在內迷戀女色,在外迷戀遊獵,縱情飲酒毫不節制,貪嗜歌舞不知滿足,住在豪宅,雕梁畫棟,過度裝飾。以上幾項只要沉迷於一項,就沒有不亡國的。 【日本語訳】皇祖の大禹は言いました。内では女色に溺れ、外では遊楽や狩りなどに耽けり、飲酒と歌舞の節度を知らず、必要以上に華美な家に住まう。以上のいずれかに当てはまることがあったら、亡国しないわけがありません。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(1-4)

…ます。音楽の刺激を求めすぎると、心の中の平和と中正の気を失わせてしまい、聴覚を鈍らせてしまいます。食事の美味しさを追求しすぎると、かえって味覚を鈍らせ、口の慎みを失わせてしまいます。乗馬して田野を駆けまわり、狩りを楽しむのは、人の心を苛立たせて狂わせてしまいます。珍しい宝物を手に入れても、安心して他のことに手をつけられないために、行動力を鈍らせてしまいます。心が貪欲さにまみれていたら、その行いは道を外れ、わが身を辱めてしまいます。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(1-3)

…な社会問題を引き起こしてしまうことも知りませんでした。財と利は、天地にある万物が生きるのに必要な資源です。それを独占するような現象があれば、使える資源の不平等による被害は甚大になりましょう。みんなが必要としているものを、なぜ独占できましょう。不平等の現象が蔓延ってしまっているのに、来る社会問題に対処しないには、必ず民の恨みを買うことになります。大いなる災いに備えずに、このような思想で君主を唆しては、王位も長く座れないものでしょう。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(1-2)

…有圓滿的成果。早晨開花的草,到了傍晚就凋落了;茂盛的松柏,即使在非常寒冷的冬天也不會枯萎。所以,德高才大的君子忌諱速成。 【日本語訳】凡そ物事は発展が早すぎると、衰亡も早くなります。ゆっくりと穏やかに発展すれば、円満な結果を得られやすいでしょう。朝に開いた花草は、夕方になると萎めてしまいます。〔長い時間をかけて〕よく茂る松と柏であれば、たとえ厳しい冬にも耐えられます。そのために、徳の高い才能のある君主は速成することを忌むべきです。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(1-1)

…千年,想使天下大治的君王很多,然而太平盛世不復出現,這是為什麼呢?因為領導者捨棄了治國的常理常法,而放任自己個人的私欲行事,導致奢侈橫行而仁義廢弛。 【日本語訳】成康両王の盛世以来、千年あまりの時がすぎました。天下をよく治めようと考えた君主は多くいたが、盛世は二度と顕れませんでした。何故でしょう。全ては君主たちが治国の法理を捨て、私利私欲に目がくらんだせいです。そのために、豪奢を極めた行いが蔓延り、仁義の心は廃れてしまったのです。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪