半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-11)

11.景公成路寢之臺,逄於何遭晏子於塗,再拜于馬前曰:「於何之母死,兆在路寢之臺牖下,願請合骨。」晏子曰:「嘻!難矣!雖然,嬰將為子復之。」遂入見公曰:「有逄於何者,母死,兆在路寢,當牖下,願請合骨。」公作色不悅曰:「自古及今,子亦嘗聞請葬人主宮者乎?」晏子對曰:「古之君治其宮室節,不侵生人之居;其臺榭儉,不殘死人之墓,未嘗聞請葬人主宮者也。今君侈為宮室,奪人之居;廣為臺榭,殘人之墓。是生者愁憂,不得驩處;死者離析,不得合骨。豐樂侈遊,兼傲死生,非仁人之行也;遂欲滿求,不顧細民,非存之道也。」(卷三十三 晏子・諫下)

【白話】
齊景公修築正殿的基臺,逄於何母喪,行路中碰到晏子,在晏子馬前反復施禮。逄於何說:「我母親去逝,我家的墓地在齊景公正殿宮室中,望您懇求君主允許讓我將我母親與父親合葬。」晏子說:「唉!這事難啊!但即使很難,我也會為您去稟報此事。」晏子朝見景公,說:「有個名叫逄於何的,他母親剛去逝,可他家的墳地卻恰在正殿宮室中。他希望您允許其母與其父合葬。」景公臉色突變,很不高興地說:「自古及今,您聽說過請求將人埋葬在君主宮室中的事嗎?」晏子反駁道:「古代君主,建造其宮室時都加以節制,不侵佔活人的住處;建造其臺榭時都加以約束,不傷損死人的墳墓,所以不曾聽過請求將死人埋葬在君主宮室中的事。如今,您肆意修建宮室,侵佔人家的住處;您廣修臺榭,損壞人家的墳墓。這是讓活著的人憂愁,不能安居;讓死了的人屍骨離散,不能合葬。您現在盡情地遊玩作樂,對活人死人全都輕視,這不是仁德的人應該做的;您用權力滿足私欲,不顧百姓苦樂,這也不是使國家長存的做法。」

【日本語訳】
斉の景公が正殿の基台を修築していた時、逄於何は母親を亡くしていました。逄於何は道端で晏子と出くわえたが、晏子の馬の前で何度もお辞儀をしました。逄於何は言いました。「母が亡くなったが、うちの墓は斉景公の正殿の中にあります。母と父を一つの墓に入れてもらえるように、どうか上様にお願いしていただけないでしょうか?」晏子は答えました。「なんと。これは厳しいですね。しかしながら、たとえ厳しかろうと、あなた様のために、上様にかけ持ってみましょう。」晏子は景公に朝見し、申し上げました。「逄於何という者の母親が亡くなったが、その家族の墓はちょうど正殿の中にあります。どうか父親と母親を一つの墓に入れてもらえないかと、かの者は申しております。」景公は顔色を変えて、不快そうに言いました。「昔から今まで、人を君主の宮殿に埋葬しようなんて申し出を聞いたことがありましょうか?」晏子は言い返しました。「昔の君主が宮殿を造る時は、いつも生きている人の住処を占拠しないように節制していました。台楼を建てる時も、死人の墓を壊したりしませんでした。そのために、死人を君主の宮殿に埋葬するなんてことは聞いたことがありません。今や、貴方様は思うがままに宮殿を修築し、人の住処を占拠していらっしゃいます。また、台楼を大げさに建てたりして、人の墓を破壊してもいらっしゃいます。ゆえに、生きている者は憂いで安心して暮らすことができません。死んだ者でも一家離散となってしまい、同じ墓には入れません。貴方様は思うがままに遊び放題でやりたい放題ですが、生者も死者も無視されております。このような行いは仁徳のある者のすべきことではありません。貴方様は権力で私欲を満たそうとしますが、民の苦楽を顧みようともされません。このような態度も国を長らえるやり方ではありません。」

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