半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-50)

50.鄭簡公謂子產曰:「飲酒之不樂,鐘鼓之不鳴,寡人之任也;國家之不入,朝廷之不治,與諸侯交之不得志,子之任也。」子產治鄭,國無盜賊,道無餓人。孔子曰:「若鄭簡公之好樂,雖抱鐘而朝可也。」夫用賢,身樂而名附,事少而功多,國治而能逸。(卷三十六 尸子)

【白話】
鄭簡公對子產說:「飲酒時不奏樂,鐘鼓不鳴,這是我的責任;如果國家沒有收入,朝廷得不到治理,與諸侯國交往而不能實現志願,就是你的責任了。」子產治理鄭國,國家沒有盜賊,路上沒有飢餓的人。孔子說:「像鄭簡公那樣喜好音樂,就是抱著鐘鼓上朝也可以啊。」善於任用賢才,就能身享安樂而聲名自然到來,事務少而功績多,國家得到治理而自身也能安逸。

【日本語訳】
鄭簡公は子産に言いました。「酒を飲むときに音楽を忘れて、鐘と鼓を鳴らさなかったら、私の責任になります。もし国に収入がなく朝廷が上手く統制されておらずに、諸国との外交に困ることがあると、あなたの責任になります。」子産が治めた鄭国には盗賊がいなければ、飢えに苦しむ人もいません。孔子は言いました。「鄭簡公ほど音楽を愛する者ならば、鐘と鼓を抱えて朝廷に出てもよかったのです。」有能な賢人を上手く使うことができると、楽しく暮らしながらも自然に名声がついてきます。また、少ない仕事で多くの功績を打ち立てることもできます。国が安泰な上に、君主自身も楽しく過ごすことができます。

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