半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-52)

52.夫明主之聽於群臣,其計可用也,不羞其位;其言可行也,不責①其辯。闇主則不然,信所愛習親近者,雖邪枉②不正,不能見也;疏遠卑賤者,雖竭力盡忠,不能知也。有言者窮之以辭,有諫者誅③之以罪。如此而欲炤(zhào)④海內、存⑤萬方,是猶塞耳而聽清濁,掩目而視青黃也,其離聰明亦遠矣。(卷四十一 淮南子

【注釈】
①責:要求,期望。②邪枉:邪曲,不合正道。③誅:懲罰,責罰。④炤:同「照」,照耀。⑤存:撫慰,顧恤。

【白話】
賢明的君主聽取群臣的建議,如果臣下的策略可用,就不應當因說話人的地位低下而恥於採用;如果臣下的言論可行,就不會責求他們要能言善辯。昏庸的君主就不是這樣,他信任、偏愛平素與自己親近的人,雖然他們姦邪枉法、品行不端,他卻看不見;他疏遠地位卑賤的人,雖然他們竭盡忠誠奉獻才智,他卻不知道。有人進言時,他要追根問底使對方理屈詞窮;有直言規勸的,他就用某種罪名予以懲處。這樣做還想要光耀海內、撫恤天下的百姓,就像是塞著耳朵去聽辨樂聲的清濁、蒙上眼睛卻想看清楚顏色,這樣離耳聰目明也太遠了。

【日本語訳】
賢明な君主は臣下たちの意見を聞き入れます。もし臣下の策略が使えそうのであれば、提案者の地位が低いからと言って、採用しないことはしません。もし臣下の言論が実行できるものであれば、これ以上の能弁さを要求しません。愚かな君主は違います。愚かな君主は自分と日頃から親しい者を信用して偏愛します。それらの者は濫りに法を犯し、品行のかけらもないが、君主にはそのような事実が見えません。愚かな君主は地位の低い者を遠ざけます。それらの者が忠を尽くして才能と智慧を捧げても、君主には分かりません。誰かが提案をすると、愚かな君主はつまらない理屈を弄って相手を閉口させます。直言する者がいれば、何らかの謂われのない罪でその者を罰します。このようなことをしているのに、国内外にその名を轟かせ、民のことを思いやりたいと言うのは、まるで耳を塞いで音楽の良し悪しを分別し、目を隠して色の違いを区別しようとするように、耳と目のいい者のそれとはあまりにも程遠いです。

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