半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-104)

104.子曰:「履,德之基也。謙,德之柄也。復,德之本也。恆,德之固也。損,德之修也。益,德之裕也。困,德之辯①也。」(卷一 周易

【注釈】
①辯:通「辨」,辨別,區分。

【白話】
孔子說道:「履卦,天在上,澤在下,上下有分,尊卑有序,這就是履踐禮,所以履是德行的初基。謙卦,山在地下,有禮讓的意思,是德的柯柄,必須一直持著,不可以忘失。復卦,修養德行以恢復明德為根本,所以復為德之本。恆卦,修養德行,能夠堅守道德,始終不變,所以恆是德之固。損卦,能夠懲止瞋心,窒塞貪欲,就是在修養德行,所以損是德之修。益卦,君子能夠遷善改過,德行就會愈來愈充裕,所以益是德之裕。困卦,坎險在下,兌悅在上,遭遇險阻困頓的時候,能夠辨別怎麼做才是符合道德的,經得起考驗,最終能以和悅的心態克服困難,所以困是德之辨。」

【日本語訳】
孔子は言われました。「履の卦とは、天が上にあり、沢は下にあります。上下に分かれて、尊卑の秩序を示しているこの卦は履践の礼を示しています。そのために、履とは徳性の基礎だと言えます。謙の卦とは、山は地面にあり、謙譲の意味があります。これは徳性の根本であり、忘れずにいつまでも守り続けるべきです。復の卦とは、徳性を修めて本来の明徳を回復させることです。そのために、復は徳性の根本になります。恒の卦とは、徳性を修める時、道徳を堅守し、終始変わらないことです。そのために、恒は徳性の固めです。損の卦とは、慢心を懲戒し、貪欲を抑止します。そのために、損は徳性の修めです。益の卦とは、君子がますます善行に精を出して、過ちを改めることです。徳性はますます豊かになれますから、益は徳性の豊かさを示しています。困の卦とは、下に坎險があり、上に兌悅があります。険しい困り事に出くわした時、どうすれば道徳の道に沿っていられるのでしょうか。このように試練を乗り越えて、最終的に和やかな気持ちで困難を解決できるから、困は徳性を分別する方法です。」

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