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印光法师文钞

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群書治要三六〇(4-105)

105.得道即舉,失道即廢。夫物未嘗有張而不弛,盛而不敗者也,唯聖人可盛而不衰。(卷三十五 文子・上禮) 【白話】符合道義國家就興起,失去道義國家就敗亡。萬物從來就沒有一直拉開而不放鬆,一直強盛而不衰敗的情形,只有聖人才會永遠強盛而不衰敗。 【日本語訳】道義に一致する国は興るが、道義に悖ると国は廃退して滅亡してしまいます。万物には減り張りが必要で、永遠に強くて衰えの来ないものなどありません。それは聖人だけです。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(4-104)

…天下の人々のために力を出すものは「義」と、万物を成長させるものは「神」と呼ばれます。古の聖王が国を治めた方法に習って、禍の元を消し去るのです。天下の男たちには耕せて食べ物を作らせ、女たちには布を織らせて衣服を作らせます。人々が一家団欒を楽しめて、親子が互いを守られるようにするのです。これこそ万物が各々と成長できるようにするための術であり、天下にも数えきれ倍ほどの豊かな富をもたらせましょう。神とは、万物の本源であり、万事の法則でもあります。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(4-103)

…日本語訳】水の本性は清らかなものであるが、砂利で澱んでしまいます。人の本性は静かなものであるが、欲望が邪魔をしてしまいます。聖人だけが物欲を捨てて、本性に立ち戻ることができます。聖人は物欲に支配されないので、高い地位にいても危なくなることはありません。良い言葉と計略を聞くと、愚かな者でも喜びます。高尚な道徳と行いを褒めたたえると、良からぬ者でもそれらの行いを慕うことはあります。しかしながら、これらの善行を見習って実行する人は少ないのです。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(4-102)

…より勝るものはないでしょう。天の運行には私心がなく、広くて絶えず光り輝き、万物を照らしてくれるので、まさに聖明な君主の手本です。天を手本にするならば、何をしても天の行いとして考えなければなりません。天が望むことをして、天が望まないことをしません。天は人々が互いに仲良く愛しあい、利益を与えあうことを望むでしょう。人々が互いに恨みあい、傷つけあうことを天は望みません。天は階級など分けずに、遍く人々を愛し、人々に利益をもたらしてくれるものです。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(4-101)

…は完全な力がなく、万物にも完全な用途などありません。そのため、天の職責は覆い隠すこと。地の職責は載せること。聖人の職責は教育して感化すること。器物の職責は人々が使いやすいようになることです。しかしながら、天と地に短所と長所があるように、聖人と器物にもそれぞれ上手くいったりいかなかったりする時があります。何故でしょう?それぞれの職責や用途は決められており、決められた範囲内ではその力を発揮することができるが、限界を超えてはならないためです。」 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(4-100)

…也。天地尚不能久,而況於人乎?故從事於道。(卷三十四 老子・道經) 【白話】狂風不會颳一整個早上,暴雨也不會下一整天。誰使它這樣呢?是天地。天地的狂風暴雨尚且不持久,何況是人呢?所以人做事要遵循著道。 【日本語訳】嵐は昼間ずっと吹きすさぶことはなく、暴雨も一日中ずっと降り注ぐことはありません。何故でしょうか。天地がそうさせたのです。天地の嵐と暴雨でさえも持続しないのに、人は尚更でしょう。そのため、人は何をしても道に従わなければなりません。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(4-99)

…會端正,事奉君主自會忠誠,事奉父親自會孝順,對待人自會順理。 【日本語訳】民は道の分かる君主に付き従います。飢えている時は食べ物を、寒い時は衣服を、暑い時は涼しさを重視するのと同じです。君主が道を分かっていれば、民は付き従います。君主が道を分かっていなければ、民は離れていきます。道さえ分かっていれば、言葉は穏やかに、行いも正しくなります。君主に仕える時は忠誠を尽くし、父親に仕える時は孝行ができ、人と接せる時も理に沿ってするようになります。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(4-98)

…は天下の人々から助けられるのです。見えなくて聞こえない方法だからこそ、知らないうちに勝利は決まっていました。実に不思議なことです!猛禽は飛び上がって攻撃をする前に、必ず翼を収めて低く飛びます。猛獣は攻撃する前に、必ず耳を倒して地面に近づきます。聖人は何か大きな事業を起こす前に、必ず自分の愚かさを明示します。道徳に従っていれば、だれがあなたを惑わせるものでしょうか?よくよく観察して吟味しないと、このような奇妙な道理は分からないものでしょう。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(4-97)

…いを移されてしまいました。城を出る時、太傅である司馬孚は分かれに来て、曹奐の手を引きながら泣いていました。「私は死んでもなお、わが魏国の純正なる臣下です。」死に間際になった時、司馬孚は言いました。「大魏の忠節の士である司馬孚は、他のだれでもありません。他の賢人を見習わなくとも、道義を守ることができて、いつも初心を忘れませんでした。」装飾のない棺と、いつもつけている普段着だけを用意するように言いつけ、朝廷から賜った物は一切使いませんでした。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(4-96)

96.九五。飛龍在天,利見大人。(卷一 周易) 【白話】乾卦的第五爻,陽剛之氣已發展到最充沛完備,就如同一飛衝天的蛟龍,利於有德而居上位的人嶄露頭角。 【日本語訳】乾の卦の第五爻は、男らしい陽気がまさに最も満ち足りていることを意味しており、まるで一飛びで天を駆け上る龍のように、徳のある上位者が頭角を現すのに有利な状況を指しています。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(3-107)

…照自然形勢而行。 【日本語訳】いわゆる無為と言うのは、呼ばれても来ず、押されても行かず、迫られても動じず、触れられても心を動かない等々、自分の考えを固執して、道理の分らない者のことではありません。それどころか、無為とは自分の感情と見解を公理と混同せずに、個人の嗜好と欲望のために正しい法則を曲げたりしない者のことを言っています。このような者は道理に従って物事を進行し、現にある条件で功績と事業を築き上げ、自然の情勢に沿って物事を進めるのです。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(3-106)

…、貪欲で偽りを言う悪い習慣を日に日に減らします。減らしに減らして、最後には「無為」の境地に至ります。「無為」ですから、「為さないことはありません」。天地で最も大きな美徳を備えていながら、語りません。四季には明らかな規律があるのに、議論しません。万物には一定の規律があるのに、妄りに話しません。道徳を心得た者は宇宙と人生の規律に従い、偉大な聖人はいつも自分の気持ち一つで動きません。これこそ、彼らが天地万物を観察し、天地自然を見習うゆえんです。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(3-105)

…願意向他學習,因而君子可以無為而治,不必任何事都親自過問),臨近黃昏時便入室休息。 【日本語訳】随の卦は『象伝』によると、「沢の中に雷があるのは、随の卦の現れです。君子はその精神を見習います。(自然の規律に従って過ごしているから、君子の言語も行為も、民にとって喜んで服従できるものです。民は君子の徳性と行為を慕いで見習いたいから、君子は特に何もしなくても、何も自ら気にしなくても万事を治められます。)夕暮れが近づくと、部屋に入って休みます。」 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(3-104)

…です。損の卦とは、慢心を懲戒し、貪欲を抑止します。そのために、損は徳性の修めです。益の卦とは、君子がますます善行に精を出して、過ちを改めることです。徳性はますます豊かになれますから、益は徳性の豊かさを示しています。困の卦とは、下に坎險があり、上に兌悅があります。険しい困り事に出くわした時、どうすれば道徳の道に沿っていられるのでしょうか。このように試練を乗り越えて、最終的に和やかな気持ちで困難を解決できるから、困は徳性を分別する方法です。」 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(3-103)

…才能有所成就。 【日本語訳】天地が私たちに示してくれた理は、万物を公正かつ平等に世話をして守ることです。私欲のない天地は正道を守って、平等に萬物に接することができるから、人々から尊敬されて慕われるのです。日月が私たちに示してくれた理は、万物を公正にして平等に照らしているから、この世に光を遍くもたらしてくれることができるのです。天下の全ての行いは、正しく雑念のないものこそ、誠実にして欲のない状態を保ち、素晴らしい成就を成し遂げられるのです。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(3-102)

…五百家為黨。⑤行事:行為,事蹟。 【白話】天地是最神聖玄妙的,尚且存在尊卑、先後的秩序,何況是人呢!宗廟尊重親族,朝廷敬重尊長,鄉里尊重老人,辦事尊重賢能,這是天地大道所體現的秩序。 【日本語訳】最も神聖にして玄妙な天地にしても、まだ尊卑、前後の秩序があるのに、人の世界は尚更です!宗廟は親族を尊重し、朝廷は尊い長老たちを敬重します。故里では年配の者を尊重し、物事の進行上では有能な賢人を尊重します。これこそ天地の大道を体現している秩序です。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(3-101)

…己的本分,然後才稱得上是「成人」。 【日本語訳】君臣、父子、上下、長幼、貴賎、親疎など全てが本分に見合っていれば、「治」と言えます。自分の本分に見合うだけの愛は「仁」と言えます。自分の本分に見合うだけの施しは「義」と言えます。自分の本分に見合うだけの謀略は「智」と言えます。自分の本分に見合うだけの行動は「適」と言えます。自分の本分に見合うだけの言論は「信」と言えます。様々な方面において自分の本分に見合っているからこそ、「成人」と呼べます。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(3-100)

…天を表します。爻の位置が決まると、天、地、人それぞれに守るべき道が決まるのです。)天を立てる道は、陰と陽です。(第五の爻は陽、第六の爻は陰です。)地を立てる道は、柔と剛です(初の爻は陽、すなわち剛です。第二の爻は陰、すなわち柔です。)人を立てる道は、仁と義です。(第三の爻は陽、すなわち義です。第四の爻は陰、すなわち仁です。)(人は天地の間にて生長し、天地の陰陽と剛柔の徳を兼ね備えているはずです。その実践こそ、仁義となって現れるものです。) >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(3-99)

…情心は仁の始まりです。嫌悪する羞恥心は義の始まりです。謙遜に譲る心は礼の始まりです。是非を分別する心は智の始まりです。これら四つの善良さはまるで人に四肢があるように、生まれた時から持っているものです。これら四つの善良さの始まりを持っているのに、自分が善行をすることはできないと考えるのは、自分の善良な本性を害する自暴自棄の行為です。臣下として、自分の君主に善行をすることはできないと考えて諌めないのは、自分の君主を不義に陥れて害する行為です。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(3-98)

…) 【注釈】①妖:指反常、怪異的事物。②釁:過失,罪過,缺陷。 【白話】(申繻回答魯莊公說:)反常怪異之事物的產生是由於人造成的。人若自己沒有罪過,反常怪異之事物不能自己興起。人丟棄了常道,反常怪異之事物就會產生。 【日本語訳】(魯莊公に答えて、申繻は言いました。)普通ではない怪異なことが起こるのは人のせいです。もし人に罪や過ちがないと、普通ではない怪異なことは自ら起こせません。人が常道を捨てたから、普通ではない怪異なことが起こるのです。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(3-97)

…ます。栄耀を望み、屈辱を嫌います。そして安逸を望み、疲労を嫌います。これら四つの願いが実現すると、四つの嫌悪は消え、心も安らぎます。これら四つの願いを実現するためには、事の理に従うことです。事の理に従って心身を修養すれば、天性は守られます。天性が守られると、長寿になれます。また、事の理に従って国を治めると、法律と制度は打ち立てられます。法律と制度が打ち立てられると、天下の人々は信服します。そのために、心を安らげる鍵は事の理に従うことです。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(3-96)

…而稱王。由此來看,上天的恩德是沒有偏私偏愛的。順應天道,利益就會興起;違背天道,禍害就會發生。這就是天文地理人事的準則啊! 【日本語訳】夏の桀と商の紂は悪事をしたから、天から罰せられました。夏の禹と商の湯は徳を積んだから、仁義をもって民から擁護されて王になりました。このことから分るように、天の恩恵と徳には贔屓や偏愛はありません。天の道に従っていれば、利益は興ります。天の道に背いていると、禍は起こります。これこそ天文地理と人事の準則ですぞ! >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(3-95)

…続ける方法を得た国はたとえ小国でも、壮大に発展することは可能です。もし滅亡の兆しがあると、たとえ強盛な大国でも、必ず失敗してしまいます。国が滅亡する時は、たとえ強大そうに見えても、頼りにはなりません。治国の道を実践しているのならば、たとえ小さな国でも油断してはなりません。国が長くあり続けられる原因は治国の道を得ることにあり、国の小ささと弱さではありません。また、国が滅亡してしまう原因は治国の道に背いたからであり、国の強大さではありません。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(3-94)

…得福,盡行之天下服。」(卷三十五 文子) 【白話】文子向老子請教「道」。老子回答說:「關於『道』,小小地實行便會得到小福;廣泛地實行便會得到大福;完全按『道』行事,全天下的人都會歸服。」 【日本語訳】文子は「道」について尋ねました。老子は答えました。「『道』については、たとえほんの少し実行したとしても、ささやかな福を得られます。もし広く実行していたら、大いなる福を得られます。完全に『道』に従って事を行えば、天下の人々は帰服してくれます。」 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(2-102)

102.天反時為災,地反物為妖,民反德為亂,亂則妖災生。(卷五 春秋左氏傳中) 【白話】上天不按四時運行就會發生災害,大地違反萬物常性就會發生妖異,人民違反德義就生出禍亂,有了禍亂就會發生災害和怪異。 【日本語訳】自然が四季のどおりに運行しなければ、厄災がおこってしまって、大地が万物の恒常性に反してしまえば、妖異があらわれてしまいます。人民が德義を侵してしまえば、禍乱を生み出してしまいます、そして、厄災と怪異が発生しまいます。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(2-101)

….有道以理①之,法雖少足以治矣;無道以臨②之,命③雖眾足以亂矣。(卷三十五 文子) 【注釈】①理:治理。②臨:監視,監臨。引申為統治、治理。③命:政令。 【白話】遵循道來治理天下,法規雖少,卻足以使天下太平安定;不遵循道來統治天下,命令雖然眾多,卻只能使天下混亂。 【日本語訳】道に従って天下を治めて、法規が多く定めなくても、天下を太平にするのに十分ですが、道に従和なくて天下をおさめると、沢山な命令が発されても、天下を混乱させてしまいます。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(2-100)

100.道德仁義定,而天下正。(卷四十三 說苑) 【白話】道德仁義落實之後,天下便自然歸於正道。 【日本語訳】道徳と仁義が着実に実行したら、もちろん天下が正道になります。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(2-99)

…者可以統治國家,怠慢勝過敬慎者就會滅亡。」 【日本語訳】文王は太公に聞いて言いました。「先世の聖人の道を聞かせてもよろしいでしょうか。」太公は答えました。「道義が私欲に勝てば、国家が繁盛となりますが、私欲が道義に勝てば、国家が衰亡となります。尊敬と慎重が怠慢に勝てば、諸事が吉となりますが、怠慢が尊敬と慎重に勝てば、功績が壊滅します。したがって、道義が私欲に勝てるものは国家を治めるのが出来ますが、怠慢が尊敬と慎重に勝てるものは滅亡します。」 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(2-98)

…いことや、人民の困難を消除することや、人民の災禍を救助することや、人民の緊急需要を救済することなど、これらが恩徳です。天下の人は広く恩徳を施す者について行きます。人民と共同に心配したり、楽しんだりして、好んだり、嫌ったりして、これらが義です。天下の人は道義を履践する者について行きます。全ての人は死亡を恐れて、生存を楽しんで、利点と利益を得るのが好きです。天下の人に利益を得られさせるなら、道となります。天下の人は道を持つ者について行きます。 >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道

群書治要三六〇(2-97)

…察。(憑藉智謀、刑罰、苛察,會產生不同的弊端。) 【日本語訳】君主を帝にするのは彼の美徳を重視するためで、君主を王にするのは彼の正義を尊ぶためで、君主を覇にするのは彼が全ての物事の道理が分かるためです。道徳が狭くて歪んでしまった時、智謀に頼ることせざるえなくて、恩徳が衰えてしまった時、刑罰に頼ることせざる得なくて、聖明がたりなくなってしまった時、苛察に頼ることせざるえません。(智謀や刑罰や苛察等によって、いろんな違う弊害が生み出します。) >> 群書治要三六〇 #貴德 #尚道