半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-112)

112.父母怨咎①人不以正,已審②其不然,可違而不報也;父母欲與人以官位爵祿,而才實不可,可違而不從也;父母欲為奢泰侈靡,以適心③快意,可違而不許也;父母不好學問,疾子孫之為之,可違而學也;父母不好善士,惡子孫交之,可違而友也;士友有患故,待己而濟,父母不欲其行,可違而往也。故不可違而違,非孝也;可違而不違,亦非孝也。好不違,非孝也;好違,亦非孝也。其得義而已也。(卷四十五 昌言)

【注釈】
①怨咎:埋怨,責備。②審:知道,明白,清楚。③適心:謂使心情平和快樂。

【白話】
父母沒有按正理埋怨怪罪別人,做子女的知道父母這樣不對,可違背父母之命而不去報復;父母要給人官位爵祿,可是這人的才能實難勝任,可違背父母之命不聽從;父母想追求奢侈靡費的生活以使自己舒適快樂,可違背父母之命不予答應;父母不喜好學問,從而反對子孫求學問,可違背父母意願而去學習;父母不喜歡賢良之士,不喜歡子孫和這些人交往,可違背父母之命與這樣的人交朋友;朋友遇到憂患等著自己去幫助,父母反對前去,可違背父母之命前去幫助。所以不應該違背的卻違背了,這是不孝;應該違背的卻不違背,也是不孝。一味地喜歡盲目遵從父母之命,這是不孝;一味地喜歡違背父母之命,也是不孝。這都要看是否符合道義啊!

【日本語訳】
父母が正しい道理に従わずに人のことを恨んでいたら、子どもは父母の命に背いて相手を報復しなくていいです。父母が人に官位や爵位、俸禄を与えたいが、相手の才能は到底その仕事を全うできないのであれば、子どもは父母の命に背いて従わなくていいです。父母が心地よく過ごせるように、贅沢で豪奢な生活を追い求めたくても、子どもは父母の命に背いて応じなくていいです。父母が学問を嫌い、子孫が学問を修めるのを反対するのであれば、子どもは父母の命に背いて学習していいです。父母が善良な賢人を嫌い、子孫にそのような者と付き合うなと言っても、子どもは父母の命に背いてそのような者と付き合っていいです。友達が困難に遭って自分の助けを待っているのに、父母が行くなと言っても、子どもは父母の命に背いて助けに行っていいです。背いてはならない父母の命に背くのは不孝なことです。背くべきなのに、背かないのも不孝なことです。盲目にひたすら父母の命に従うのは不孝です。ひたすら父母の命に背くのも不孝です。全ては道義に見合うかどうかで決めるのです。

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