半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-138)

138.人之情,服於德,不服於力。故古之聖王,以其言下人,以其身後人,即天下推而不厭,戴而不重。此德有餘,而氣順也。故知與之為得,知後之為先,即幾①道矣。(卷三十五 文子)

【注釈】
①幾:將近,幾乎。

【白話】
人的心理,是順服於道德,而不順服於威力。所以古代的聖明君王,處處言語謙卑,事事行在人後,天下人都推重他而不厭煩他,擁戴他在人民之上而人民並不感到有重壓。這就是德高有餘而氣順於道。因此,懂得「給予」就是「得到」,懂得甘居人後實際上是站在了人前,這就接近於「道」了。

【日本語訳】
人の心は道徳に従うもので、威力には従いません。そのために、昔の聖明な君王は言葉を謙虚にして、何事も人に遅れてするようにしました。そのような君王は民の上にいても、民に重圧を与えないから、天下の人々は彼を尊重して嫌いません。これこそ、高い徳性によって自然に物事が順調に進められることです。ゆえに、「与えること」こそ「得ること」、人に遅れることは実は人より前に進んでいるのだとわかると、「道」に近づけられます。

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