半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-151)

151.善為政者,知一事之不可闕也,故無物而不備;知一是之不可失也,故眾非與之共得。其不然者,輕一事之為小,忽而闕焉,不知眾物與之共多也;睹一非之為小也,輕而蹈焉,不知眾是與之共失也。(卷四十七 劉廙政論)

【白話】
懂得治理政事的人,知道每一項工作都不可以缺少,所以沒有一件物品不準備好的;知道正確的意見一條也不可遺漏,所以許多不正確的意見都要與之同時聽取。不懂治理的人,看輕了一件事認為它很小,疏忽了它而造成缺漏,不知道眾多的事物有了它才能變得完整;認為一個錯誤很小,輕忽了它而貿然去做,卻不知道總體正確的東西會因一次小錯誤而全盤皆失。

【日本語訳】
政事に長けている者は、全ての仕事一つでもなくてはならないことを知っているから、何一つ用意していない物はありません。正しい意見は一つでも漏らしてはいけないことを知っているから、多くの正しくない意見をも同時に聞き入れるのです。政事に疎い者は、一つのことを小さいだと軽視するから、それを疎かにして綻びを生じさせてしまいます。多くのことはその小さなことがあるからこそ、完全でいられるのだと知らないためです。また、一つの過ちは小さいと軽視して、後先考えずにしてしまうことがあります。全体として正しいものでも、一つの小さな過ちで全てを失ってしまうことがあるのを知らないからです。

>> 群書治要三六〇 #貴德 #謹慎