半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-182)

182.夫隨俗樹化,因世建業,慎在務三而已。一曰擇人,二曰因民,三曰從時。時移而不移,違天之祥也;民望而不因,違人之咎①也;好善而不能擇人,敗官之患也。三者失,則天人之事悖②矣。夫人乖③則時逆,時逆則天違。天違而望國安,未有也。(卷四十七 蔣子)

【注釈】
①咎:過失,罪過。②悖:背謬,行不通。③乖:背離,違背,不和諧。

【白話】
根據風俗來教化人民,依據時勢來建功立業,應該慎重地做好三方面的事情:一是選拔德才兼備的人才,二是傾聽人民的意願,三是隨順時勢。時勢變化而不能夠隨順,這是違背自然規律的凶災;人民的願望我們不去順從,這是違背民意的罪過;喜好善事而不能選用有德之人,這是敗壞官場風氣的禍患。這三方面出現失誤,則天時和人事就會悖亂。人心不和諧就會呈現時勢逆轉,時勢逆轉則天道與人事相違。違背天道而希望國泰民安,這是不可能的事情。

【日本語訳】
風俗によって民を教化し、時勢によって功業を立てるには、三つのことを慎重に行うべきです。一、徳性と才能が兼ね備えている人材を選抜すること。二、民の願いに耳を傾けること。三、時勢に適応すること。時勢が変化しているのに、適応できないのは、自然の規律に背く災いです。民の願いに従わないのは、民意に違反する過ちです。自分の好みでことを進め、有徳の者を任用しないのは、朝廷の風習を乱す禍です。この三つのことで過ちが見えると、天の時機と人事は乱れ、人の心は不和になって情勢が逆転してしまいます。情勢が逆転してしまうと、天道と人事はすれ違ってしまいます。天道に背いて国の安泰と民の平安を求めるのは、ありえないことです。

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